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2005年09月30日 内服薬継続の難しさ(1)

 現在、妹が精神科疾患の服用している薬は、慢性症状と副作用に伴うものでアーテン散とランドセン細粒とが調合してある白い粉薬です。
 その他不眠時にはレンドルミン錠が頓服として出されています。
 急性期の薬の詳細は分りませんが、ここ数年は上記のものを就寝前に服用しています。
 状態が良くないときは、内容は分りませんが朝夕の2回処方されることもありました。
              053411siriusu Cat.jpg
                         イラスト;シリウス・Catさんより

 彼女が最初からお世話になっている病院は国立の総合病院の精神科です。
 国立なので、人事異動でしばしば担当医が代わることがあります。
 彼女が退院し外来通院し始めて現在までの約30年間、主治医は約6〜7回代わっています。
 新任の医師が赴任するまでの空白期間は、臨時に短期間は別の精神科医になることもありました。
 医師のカルテの申し送りが適切になされているようで、妹が医師の移動で極端に不安になることもなく新しい主治医にはしばらくすると慣れてくれました。

 妹の病気が長引いたことに、前文にも述べましたが、早期に精神科の診察を受けなかったことと、やはり加療中にきちんと処方された内服薬を継続して飲まなかったことにもあると思います。

 私が彼女と同居してわかったのですが、処方された薬の多くを彼女は母に分らないように棄てていました。
 いつも彼女のそばにいた母は「医師が服用しなくて良い」という彼女の幻聴を信じ込んで、彼女が良くなっていると思っていたのです。
 
 寝たきりの父の世話のこともあり、母は妹の病気とまともに向き合わず、妹のことは自分が生きてる間は誰にも迷惑はかけないと強く言い、目の前のことだけに追われていて、私達が行く末のことを案じると
財産を残すからそれで看てやってほしいと、ますます過保護になりました。
 母と妹の関係が近過ぎて客観的に見れない母に、姉達も心配して彼女にもっと好きなことをさせてと言ってくれても、お金を残してやるのだと節約と貯金だけに一生懸命でした。
 主治医も短期間のバイトとか趣味程度でしたら勧めると言ってくださり許可も出てました。
 しかし母は世間体を気にして、彼女を家から出そうとしませんでした。

 妹が薬をきちんと服用している間は、ダメージを受けた敏感な忙しく働く脳は落ち着き、素直に意見を取り入れてくれるのでトラブルこともありません。
 しかし状態がすこぶる良くなると、なぜどこもどうもないのに毎日薬を飲まないといけないのか・・・と思い始め、自分で勝手に服用しなくなるのです。
 自分は病気ではないと言い始め、私達が彼女に無理に薬を飲まそうとしているとも言います。
 その上、両親の精神科に対する偏見から、薬の副作用とか世間体を先に心配し、続けて飲む必要は無いと間違ったことを言ったりもしてました。
                                             次回に続く

 

投稿者 miuras : 2005年09月30日 22:13
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コメント

このエントリー記事は、精神科の患者さんのご家族なら、どなたでも経験されるお話と思いました。
患者さんの自覚症状が曖昧だと、服薬や日常生活での接し方がどうしても行き届かなくなるのでしょうね。
特にお母様はご主人のお世話もあって、余裕がなかったのでしょうね。
世間体から引きこもらせがちになるというのも、頷けます。今でこそ自立支援の重要性がいわれていますが、この頃は偏見もありいろいろ大変だったと思います。

投稿者 水井さん : 2005年10月02日 15:01

 水井さま、こんばんは。
 どうしても重い内容になってしまいますが、いつも温かなコメントをありがとうございます。
 
 私が仕事で最初に整形外科を選んだ理由の中に、外科系は外傷とか骨折の部位が良くなっていく状態が見え、患者さんと回復の状態を共有できやすいことがありました。
 その点、慢性疾患や癌疾患、精神疾患の患者さんの場合は、内服薬とか化学療法などの薬物療法の効果が看護していてとても分りにくく、いつも検査データを気にして、人としての患者さんを看るのが疎かになりがちでした。
 薬を継続して服用していただくには、そのようなデータ以前にその患者さんの信頼を得ることがとても重要と思っています。
 
 同じ家族でさえちょっとした行き違いで、信頼感を損なうことがあると、薬の服用がとても難しい状態にすぐになってしまいます。
 私達(姉たちと私)は妹のことを思い、母を責めるつもりはないのに母がそう捉えることもあって、薬の服用の大切さを母が知ろうとしないのには、本当に困りました。
 

投稿者 行灯さん : 2005年10月02日 21:18

他科の患者さんに比べて、ご家族の在り方が患者さんに及ぼす影響が大きいように感じます。

闘病年数が長くなるため、ご家族の変わらない態度というのが、結構困難なように感じます。ご本人のご両親さまがご存命中はいいのですが、だんだん年齢が進みご兄弟だけになってきますと疎遠になるご家族が多くて、いろいろ考えさせられます。
行灯さんの妹さんは、ご理解があって本当にラッキーだなって思います。

投稿者 水井さん : 2005年10月02日 21:39

行灯さま、先程のコメント,いきすぎていませんか?
少し、他の方への配慮がたりませんかったでしょうか?ちょっと、チェックよろしくお願いいたします。
掲載に関しては、全てお任せ致します。

投稿者 水井さん : 2005年10月02日 21:42

 水井さま、そのようなことは全く感じませんので、どうぞ御安心なさって下さい。
 私も妹と精神科外来の待合室に度々行くとよく思います。この外来に続いて来られるよく会う患者さんは、お一人で来られても御家族の後押しがあることがお話などで分ります。
 しかしそれ以外の多くのかたは、日常生活をどうしてらっしゃるのかと…。
 障害年金はとてもありがたいのですが、妹のように他の病気に罹ると思わぬ出費もありますし…。

 他の慢性疾患の場合、薬を止めると直に命に関わることが多いので患者さん個人でもしっかり管理しようとされますが、精神疾患の場合は薬を中止してもたちまち問題は出てこなく、家族が気付きにくいのでとても難しいことがあります。入院してる場合は病院ではきちんと服用を確認されますが、患者さん自身にもプライドがあって家族にひとつひとつチェックされることを嫌う場合が多いからです。

 私が元気な場合はいいのですが、もしもの時私の息子達まで妹のことで迷惑かけたくないので、色々と思案中です。成る様にしか成らないのですが、どのような所で相談ができどのような施設があるのかなども知っておこうと思っています。

投稿者 行灯さん : 2005年10月03日 06:18

私の身内にも私と同じパニック障害をもつ者がいます。

時々具合が悪くなり、その原因を突き止めようと内科や脳神経科などの病院をドクターショッピングしていた彼女でしたが、どこの病院でも「異状なし」との診断。悩みを話す彼女に我々夫婦が心療内科の受診を勧め、処方された薬を飲み始めたところ、症状は改善していったのです。

しかし、彼女は症状がよくなるとすぐに薬の服用をやめてしまったのです。そしてまた「体がおかしいんだけど」と電話してくる始末。再び服用させるも、「喉元過ぎれば・・・」ですぐに服用をやめてしまい、また悪化することの繰り返し。

後で分かったことなのですが、彼女の夫が「心の病」に対して強い偏見を持っているらしく、「お前は病気なんかじゃない、気の持ちようだ」「精神系の薬は体に悪いから飲むな」と彼女に言っていたらしいのです。

結局、夫に従う形で薬をやめ、発作を繰り返しては我々夫婦に泣きついてくる始末。家族も本人も、病気に対して向き合おうとしないのです。何を言ってもきちんと診察を受けようとしないので、どうしたものかと悩んでいます・・・。

投稿者 GOROさん : 2005年10月03日 17:03

 GOROさま、コメントありがとうございます。

 精神疾患に罹ると、生涯薬を飲まないといけないとか、薬の依存症になるとか…、残念なことに間違ったことがよく言われています。
 私の妹の場合を思い出しますと、母が正しい知識を得て、薬を医師の指示通り服用していれば、脳のコントロールしだいでアルバイトも趣味も、子どもはなくても理解あるパートナーともっと楽しい人生を過ごせたかもしれないと思います。
 精神疾患は脳の病気なので、精神科専門医の話をしっかり聞かれて、気合や気の持ち様では回復しないことに御主人が気が付かれるといいのですが…。
 脳の疾患として治療していくと、心の病も同時によい方向に向かうと、妹を看てて思います。

 GOROさまも御心配なことと御察しします。
 人様の家族の問題となると、立ち入れないもどかしさがおありと存じます。話を聞いてあげるだけでも随分その人にはプラスになっていると思います。
 そのダンナさまが風評でなく正しい情報を得て、できればその人と一緒に受診していただければいいなっと思います。

 しかしGOROさまの御家庭のことが最優先ですので、やさしいGOROさん御夫婦ですので、深入りし過ぎてストレスにされないよう御願いします。
 体調崩されると良くないので程々の距離を置いて接しられて無理されないでください。
 精神的なことは共倒れになりやすいので、冷たいことを言うようですみません。

投稿者 行灯さん : 2005年10月03日 23:06



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