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  2005/06/30 動脈硬化とは?

生活習慣病の行き着く先が動脈硬化となります。動脈硬化って何でしょうか?

一つは、血管の中がどんどん狭くなっていって閉塞へと向かいます。急性疾患である狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、が含まれます。閉塞直前に気が付くと、PTCAやステントといったカテーテル治療やバイパス手術という選択肢を考慮します。動脈硬化は慢性的に20−30年かかって進行しますが、原因はタバコ、肥満、コレステロール、高血圧、糖尿病、男性である、加齢などです。20歳からタバコを吸って40歳で高血圧・肥満が出てきて50−60代で動脈硬化というのがよくあるパターンです。血をサラサラにする薬は30%程度の予防効果があります。

もう一つは、血管が拡張して血管破裂=出血となります。大動脈瘤が5cm以上と拡大したり、脳動脈瘤が破裂してくも幕下出血を起こします。治療は血圧を下げるのが中心で、出血の危険があれば手術を考慮です。血をサラサラにする薬は出血を助長するので使えません。

閉塞と拡張を合併する場合もあります。治療は困難ですね。

動脈硬化性疾患は心臓病と脳卒中ですが、突然死の原因です。一番の治療は予防となりますが、食生活の改善、禁煙、運動、休養などの生活習慣の改善が基本です。便利な生活を放棄する事になるので、生活習慣の改善は大変困難です。

投稿者 biwako : 07:20 | コメント (4) | トラックバック (0)
  2005/06/29 肝臓病にタバコは悪い?

肝臓病にタバコは悪いのでしょうか?

タバコ病は死亡者が激増(年間肺ガンで5万人、タバコ病で10万人死亡)しています。喫煙者の友人や先輩が大きな病気で亡くなったという知らせを受けます。

禁煙支援に熱心な医師、薬剤師、ナース、栄養士、養護教員、保健師が増えています。肝臓病にも禁煙が大変重要だと思いますが、肝臓病専門の医師に喫煙者が多く(僕の周辺では8割位)、アルコールはやめたけれども、タバコは吸っているという患者さんも多いです。

脂肪肝でフォアグラ状態になって、血液にコレステロールや中性脂肪が増えてきた状態で、タバコを吸うと一気に動脈硬化が進行します。超悪玉コレステロール(酸化LDL)が増えるためです。

「理屈で説明されても、タバコはやめられない。」「わかっているが、タバコに手が伸びる。」というのは心理的依存、肉体的依存と言われています。

「タバコは嗜好品。マナーを守って吸っているのに、何が悪い!」「職場、道路、家でも吸えないのに、禁煙禁煙というのはファシスト的発想」など喫煙者の反論も多く受けます。肝臓病にタバコはどれ位悪いのでしょうか?

投稿者 biwako : 07:43 | コメント (3) | トラックバック (0)
  2005/06/22 肝臓病の運動療法

乳酸ーブドウ糖回路(Cori回路)やアンモニア産生と処理など、肝臓は運動には大変重要な臓器です。
加藤先生が肝臓病の運動指導という項目での記載がありましたが、少しまとめてみます。

1.運動が有効な肝臓病
肝臓疾患で運動療法が最も有効なのは「脂肪肝や肥満による肝機能障害」です。体力測定を行い、安全な範囲で長時間のゆっくりした運動強度(40%程度)が最も有効です。肥満や生活習慣病の指導は多く行っていますが、その中で肝機能障害も多数含まれます。

2.運動が危険な肝臓病
肝硬変で黄疸が強いとか、全身衰弱が進行している場合は運動が危険となります。アンモニアが運動で増えたり、血小板や白血球の機能を低下させるとDICや感染症を引き起こします。

3.筋肉トレーニングの有効性が期待される領域
肝炎が落ち着いたが長期療養で筋肉が落ちた。C型肝炎のインターフェロン治療でげっそりやせた。肝臓ガンの治療で体力低下した。などの場合は筋肉トレーニングが有効であると期待します。学生の授業のねたとして調べましたが、日本ではあまり取り組まれていません。

4.運動強度の設定
運動強度の設定が一番、重要です。1の肥満はカルボーネンの式の簡便法で十分です。2,3の病弱で運動強度のさじ加減が難しいグループでは呼気ガス分析や運動負荷試験で個別の処方が必要となります。乳酸閾値やアンモニア閾値の測定が重要ですが、どこでも出来る事ではありません。運動負荷を行うと心拍の変化、血圧の変化、不整脈などのチェックも出来るので安全性の確保としては必須です。

投稿者 biwako : 12:40 | コメント (1) | トラックバック (1)
  2005/06/21 はじめまして

エキブロから迷い込みました。循環器内科系のスポーツドクターで「スポーツ内科医」のハンドルネームです。急性期病院で動脈硬化の成れの果ての治療をしてきましたが、本質的な治療はもっと根本の生活習慣の改善だと気づきました。得意技は「禁煙支援」、「楽しい運動療法」、「やせる食事療法」、「個別の生活習慣指導」です。最近はまっているのは生活習慣への「カウンセリング技法」や「コーチング技法」の応用です。
加藤先生の「維新」程の意気込みはありませんが、患者の視点からの成功する生活習慣の是正に取り組んでいます。加藤先生の方向性には共感を感じています。よろしくお願いします。

投稿者 biwako : 20:44 | コメント (3) | トラックバック (0)

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