MELIT:患者のための医療情報リテラシー
ヘルプ サイトマップ 縮小 拡大
みんなの声
melit.jp since 2005
・加齢御飯さん
(骨髄異形成症候群)

wwwを検索 melit.jpを検索
ご意見をお聞かせ下さい
MELIT:患者のための医療情報リテラシー

« みの一つだに なきぞ悲しき | トップ | 白い巨塔 »

2007年03月28日 没落しませう

40を過ぎてぼくはがたっときた。大病をした直後にはそれこそボロボロだった。70代と思しき女性から電車で席を譲られたことがある。髪は真っ白になった。みるからに老人である。子どもの運動会で敬老席に招かれた時はショックだった。骨子や太郎の友だちでぼくのことを「おじいさん」だと思っている子も少なくない。身体も頭も弱りきっている。「加齢」という運命を受け容れて生きていく他はない。

 ところが森光子はどうだ。80を過ぎても物凄く若若しい。舞台ででんぐり返しもやるし、外見はどう見ても40代か50代である。吉永さゆりや大地真央も同じ路線をたどりつつあるようにみえる。しかしこれはよいことなのだろうか。その年代、年代の美しさを表現してこそ大女優ではないのか。日本を代表する女優たちがいくつになっても若若しいということは、「加齢の美」を、歳をとることの価値を表現する者がいないということになりはしないだろうか。

 結局この国では若さが至上の価値なのだ。日本の中高年は、ただの古びた若者であると関曠野さんはいっていた。至言だと思う。「ちょい悪おやじ」は「小僧っ子」に、「二キータ」たちは「小娘」に敵愾心を燃やしている。腹が出たりいろんなところが垂れ下がってしまった中高年は、とても若者にたちうちできない。だから高価なアイテムで自分を飾ろうとする。そういう連中の消費行動が一つの市場を形成している。

 加齢を拒否する空気がこの国を覆っている。加齢の拒否とは、自分の弱さを認めることの拒否であると同時に、自分が死に逝く存在であることをも拒否しているのだと思う。そして加齢を拒否する人々の姿は、没落という事実を受け容れようとはせず、勢いを増してきた近隣諸国(小僧っ子・小娘)に嫉妬して悪あがきを続ける、この国の姿に重なるものでもある。そういえば安倍晋三も異様に若くみえる。

投稿者 kotani : 2007年03月28日 11:36
トラックバック
この記事のトラックバックURL: http://melit.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/900
コメント

初めまして。大好きな父をMDSから進行した白血病で亡くしたので
「骨髄異型性症候群」で検索をかけて、こちらを見つけたので
図々しくも、お邪魔させて頂きます。

うちはどうやらガン家系らしく、私も現在転移性乳癌の治療中です。肝臓に転移しているので五年生存率は0%だといわれましたが、全然自覚ナシで、毎日お気楽極楽に暮らしてます。

ところで、この国は確かに本当に”若さ”に異様に執着する傾向がありますが、男性の中にはあまり若く見られすぎると逆に怒るヒトもいますよね。
なので、年齢相応に見えないようなヒトたちをわたしは「童ガン」だというガンだと勝手に分類して遊んでます。

例えばこんなカンジ
40歳~50歳で30代くらいにしか見えない>童癌I期
30歳を超えているのに高校生くらいにしか見えない>童癌II期
由美かおるさんや吉永さゆりさんのタイプ>童癌III期
森光子さんまでいくと>童癌IV期
もう末期症状ですw

歳相応の美しさがあるという意見は大賛成です!
それまで積み重ねてきたもの全部含めてその人の個性なのだから、そういう部分は必ず外面にも滲み出ると思うので。
モデルやタレントなど容姿が直接死活問題にかかってくるような職業ならともかく、そうでもないチンパンジー…いや一般人にまで同様に若さ、美貌を求めるのは、無理があると思います。

長文でシツレイ致しました。

投稿者 キロトフさん : 2007年12月05日 12:07

 キロトフさま。コメントをありがとうございます。HPも拝見いたしました。すごくおもしろい!笑いは身体にいいといいます。病気も逃げていくんじゃないでしょうか。

 おっしゃるとおりで、芸能人は特別な人なのに、その特別な人たちのあり方が一般人の美の基準になるというのはおかしいですね。それは若さのばあいもそうだし、スタイルの点でもそうです。全然太ってはいない若い人たちは芸能人のようなスタイルになろうとしてダイエットしているさまは、なんともはやという感じを禁じえません。

投稿者 加齢御飯さん : 2007年12月07日 10:00

« みの一つだに なきぞ悲しき | トップ | 白い巨塔 »

ホーム サイトマップ 掲載メディア お問合せ ヘルプ ご支援のお願い
ログイン melit.jp 2005 All Rights Reserved ご利用上の注意 このサイトの理念 リンク・著作権 制作協力