MELIT:患者のための医療情報リテラシー
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MELIT:患者のための医療情報リテラシー

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  2007年12月29日 職場復帰先

 元の職場の年内最後の勤務日に電話で復職先を恐る恐る確認すると、診断前の元の職場でした。

 不良債権とも言えるかもしれませんが、診断書上は、食事制限なし、勤務制限なしです。ただし、酒は飲みすぎると炎症作用に加えて免疫力も落ちるし、入院以来飲酒していないこともあり、止めました。
 しかし、いっときのように仕事を命をかけてすることができるかどうかは自信はありません。当分、窓際でやってゆきます。

 膀胱がんウェブカフェの人生の諸問題の最後の自分自身に尋ねるべき質問という項目に次のことが書いてあります。

 自分自身に尋ねるべき質問

 がんの診断は価値の意味深い変化を引き起こし得ます。私は何を所有したいですか。私は手放すために何を選びますか。そして、私が固執することができる何をより苦しんで世話しますか。私は世話をする何を手放す必要がありますか。 がんの診断という状況の下で、私は現在の人生の全領域で何を最善に選ぶでしょうか。

 私は何の種類の主流及び代替療法を受けるべきですか?
 何の人間関係?
 何の種類の仕事?
 リラックス又は瞑想の何の形式?
 運動又はレクリエーションの何の形式?
 何の種類の食事?
 日常生活の何のリズム?
 何の研究又は何の活動?
 私は家族及び友人から何の種類の支援及び反応を望んでいますか?
 毎日私に特別な喜びと楽しみを与えるであろう唯一の物--私に非常に個人的な--のいくつかは何ですか?
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage127.htm


 
 これからは、上記を自問し、その選択をやってゆきます。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 膀胱がんウェブカフェの特色は、インターネット上では数少ない女性の膀胱がん情報を取り上げていることです。

 女性と膀胱がんを更新しました。
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage21.htm

 前記の項目で、閉経の年齢と同様に閉経期の状態は膀胱がんになっている女性のリスクを緩和するかもしれないという追加情報を作成しました。
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage229.htm

 2003年に米国で出版された様々ながんの治療法などを解説するキャンサー・ソースブックという本(1119ページ)の一つの項目になっている「人生の諸問題の最後」を更新しました。
 人生の諸問題の最後
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage123.htm

 御参考までにキャンサー・ソースブックです。
 ↓
 Cancer Sourcebook (Health Reference Series) (Hardcover)

投稿者 fight : 07:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月28日 膀胱がんウェブカフェ(仮訳)のアクセス数が3万突破

 2007年12月27日、膀胱がんウェブカフェ(仮訳)のアクセス数が3万アクセスを突破しました。
 
 ここまでの記録は、次のとおりです。

 2007年5月12日  公開        
 2007年9月8日   1万突破 
 2007年11月8日  2万突破 
 2007年12月27日 3万突破 
 
 膀胱がんウェブカフェ(仮訳)作成の経緯について次のとおり御紹介します。

 2007年4月の生検(病気の診断や経過予後の判定に役立てるため、患者から生体の一部を採取してその組織を光学又は電子顕微鏡若しくは化学的検査などで調べること)の結果、膀胱がんの中でも希少な尿膜管がんということが判明しました。インターネットの検索サイトで国内のホームページで尿膜管がんを調べたのですが、患者の私に役に立ちそうな情報は非常に少ないものしか得られませんでした。

 そこで、尿膜管がんの英語の「urachal carcinoma」という単語をキーワードに国外サイトを調べ始めました。

 いろいろ調べているうちに、米国国立がん研究所が公認する患者サイトで、次の写真のウェンディ・シェリダンという女性が運営するBladder Cancer Webcafe(http://blcwebcafe.org/(英語)(膀胱がんウェブカフェ)にたどりつきました。
 
膀胱がんウェブカフェのサイト管理者のウェンディ・シェリダンさん

 サイトの使命やウェンディ・シェリダンさんの略歴を読んで次のようなことが分かりました。

 ウェンディさんは医療を職業とする専門家でもありません。ウェンディさんの姉が膀胱がんになったのを契機に、ウェンディさんは女性の膀胱がん情報収集を始めたのですが、女性の膀胱がん情報が極めて少なかったのです。そこで、ウェンディさんは、偏見のない方法で膀胱がんの現在の治療の選択肢に関する情報を提供し、患者が関心を持つ問題についてインターネットを通じて更なる情報を得ようとする方を助けることを目的に1999年6月に膀胱がんウェブカフェを開設しました。
 徐々に成長したこのサイトは、米国国立がん研究所が公認する患者運営サイトになり、米国及び欧州の一流の泌尿器科医、腫瘍医を顧問に迎えるようになりました。このサイトはいかなる組織の傘下にあるものではなく、個人の寄附は歓迎しているのですが、毎年10人程度の寄附金しか集まっていません。

 私はこのサイトの趣旨に心から賛同し、2007年5月に日本語への翻訳をしてよいかと電子メールで許可を求めました。すると、ウェンディさんから日本語への翻訳については感謝します、どのページでもいいから翻訳したところを教えてほしいという電子メールを受信し、携帯サイト作成が始まったのです。
 入院生活でヒマな時間帯があったのと、膀胱がんの患者サイトが日本ではあまりないようなので、自分の勉強の成果として1日に約5時間を翻訳とホームページ作成に充てました。入院期間中に原文の英文サイトの約7割を翻訳しました。

 翻訳を始めてから、おおよそ2週間に1度の頻度でウェンディさんに翻訳状況の報告をしました。ウェンディさんから6通ほど電子メールで病状について心配すると同時に翻訳について感謝するという内容の電子メールを受信しました。

 docomo、au、softbank対応の携帯サイト(PC閲覧も可能)にしたのは、携帯サイト作成専用ソフトを購入していたこと、入院患者のほとんどはパソコンを病室に持ち込まない一方、ほぼ全員が携帯は持ち込んでいるので、携帯による閲覧の機会が多いと思ったからです。

 ホームページのアップは、渡米前に用意した新品のパソコン、新規に契約したPHSとその後に新規契約したブロードバンドモバイルを使って行いました。

 アクセス数が増えてきたのは、検索サイトのグーグルで「尿膜管がん」と入力すると膀胱がんウェブカフェ(仮訳)がヒットしてきたのに加えて、メリットでブログを開始してからです。
 多くの方からコメントをいただき、膀胱がんウェブカフェ(仮訳)のアクセス数が増えて、少しは自分の勉強成果が役に立ったかなと思っています。
 これからも、不定期に更新してゆきたいと思います。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 膀胱がんウェブカフェ(仮訳)を公開しだしたころに翻訳した部分は、変な日本語や医学専門用語が不適切と思われるところがあったり、また、翻訳元の英文サイトが更新されたりしています。
 そこで、少しずつ翻訳を見直すなどして、更新しました。

 膀胱がんについて
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage37.htm

 膀胱がんの経済学
 長期生存及び生涯にわたる日常の監視及び治療のため、診断から死亡に至るまでの間において膀胱がん患者一人あたりの費用は、米国では96000-187000USドル(2001年時点)の幅で、すべてのがんの中で最も高いです。
↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage35.htm

投稿者 fight : 06:09 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2007年12月27日 膀胱がんの希少な種類の尿膜管がん

 パジャマという戦闘服からスーツという鎧(よろい)に着替えた闘病生活は、続きます。

スーツ
 注:写真は実在の人物とは関係ありません。

 いったん退院すると、病院は患者にはほとんどノータッチです。病院は、目の前の患者を治するところで、退院後の予防処置を重点的にするところではないのです。自分が、再発早期発見、再発防止又は遅延対策をやらないといけません。
 情報収集をいろいろするのですが、かかった病気が珍しすぎて国内では有意な情報はあまり見つかりません。それでも医療者向けのホームページを調べ続けると次のような情報がありました。
 

 尿膜管がんは、尿膜管より発生する癌腫であり、全膀胱腫瘍の0.17~0.34%という極めて稀な腫瘍です。局所浸潤傾向が強く予後不良で、5年生存率は35%前後とされています。

 出典:文献概要 33巻10号 脳神経外科 MJ-Finder ~医学・看護雑誌のペイパービューサービス~ http://ej.islib.jp/ejournal/1436100138.html

 「東海大学医学部付属病院 泌尿器科 膀胱腫瘍とは」によると、日本における膀胱がんの総患者数は日本における膀胱がんの総患者数は次のとおりです。

 患者調査によると、日本における膀胱がんの総患者数は約2万人と推計されています。

 出典: http://uro.med.u-tokai.ac.jp/byoukini/towa_bosyu.html

 珍しい尿膜管がんの推定発生率と大まかな患者数から推計すると、日本における毎年の尿膜管がん患者数の大まかな推計は、20000人×0.0017~20000人×0.0034→34~68人、つまり約50人だと思います。

 これだけ患者数が少ないと、エビデンス(科学的根拠)はなく、統計データにも乏しいです。
 そこで、退院後の事後追跡調査も頻繁に行うことになり、退院後8日目に新たなホームドクターのクリニックに行って腫瘍マーカー検査を受けました。ここは秋ごろオープンしたクリニックなので、ガラガラと思っていたのですが、切れ目なく患者が来ていました。

 以前の入院先では腫瘍マーカーは病院で独自に分析して約1時間後には結果が分かるのですが、このクリニックでの腫瘍マーカーは検査業務を検査機関に委託していることから、年明けの1月5日にならないと結果は分かりません。

 この結果が分かるまで、すっきりしない日が続きます。

【膀胱がんウェブカフェ(仮称)】
 膀胱がん組織学―希少な腫瘍を更新しました。

 膀胱がんのわずか5~10%だけの次の希少な種類があります。

 1 扁平上皮がん
 2 膀胱腺がん
 3 尿膜管がん
 4 小細胞がん
 5 横紋筋肉腫
 6 肉腫様腫瘍
 7 未分化がん
 8 平滑筋肉腫
 9 微小乳頭状膀胱がん
 10 膀胱褐色細胞腫
 11 リンパ上皮腫様がん
 12 内反性乳頭腫
 13 尿路上皮乳頭腫
 14 形質細胞様肉腫

 前記は、数字が大きいほど希少なようです。

 これらの珍しい腫瘍を付与されても、治療技術を誘導するための入手可能な見込みのあるデータはないことから、ニューヨークのスローンケタリング記念がんセンターでは、希少な膀胱腫瘍のために化学療法を使用する臨床試験を実施しました。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage226.htm

投稿者 fight : 09:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月26日 BCG(結核ワクチン)と膀胱がん

 2007年の9か月間の入院中に、米国国立がん研究所が公認する患者運営サイトBladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)(http://blcwebcafe.org/)の膀胱がんの治療の選択肢のBCG(結核ワクチン)療法を訳しました。この療法は、入院先だった病院でも標準療法でした。私は、この療法を受けていないのですが、BCG(結核ワクチン)がなぜ膀胱がんに効くのかについて大変興味を持ちました。
 看護師に誰がいつごろこの療法を発見したのか尋ねても、誰も御存じではありませんでした。残念ながら、主治医に尋ねる機会もなく退院しました。

 前記のことが、大変気になっていました。
 退院後もずっと気になるので、インターネットで調べていると、ゲンダイネット2007年11月13日掲載記事に「あのBCG(結核ワクチン)が膀胱がんに効く」がありました(※)。
 ※出典:http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16873

 これにより、次のようにカナダの研究者が発表したことは分かりましたが、名前までは分かりません。

 約20年前にカナダの研究者が、膀胱がん患者の膀胱にBCGを注入し、がんが消滅したと発表。それ以来、研究が重ねられ、今では、主に再発予防治療としてBCG注入療法が実施されているのです。(東京慈恵医大泌尿器科の頴川晋教授)

 そこで、退院後に海外のサイトを調べ続けて、とうとうhttp://www.pharmacytimes.com/のBCG: The Current Treatment of Choice for Bladder Cancer(BCG(結核ワクチン):膀胱がんの選択肢の現在の治療)に誰が発見したかについて書いてあることが分かりました。
 
 このサイトの「BCG(結核ワクチン)が膀胱がん治療に効果的であることを誰が発見したか」という部分を次のように仮訳しました。
 

 歴史――膀胱がん

 20世紀初頭には、結核患者はがんにかかりにくかったことは知られていました。明らかに結核は制がん効果がありました。1929年のジョンズ・ホプキンズ病院のレイモンド・パールによる一連の死体解剖は、結核患者は膀胱がんの病期(ステージ)TBが低い頻度であることを記述した最初の報告書の一つでした。その病態発現の仕組みは、はっきりしていません。

 1930年代に、がんの治療法としてのBCG(結核ワクチン)の使用は最初に行われたけれども、1950年代及び1960年代は注意又は大きな期待もほとんど寄せられていませんでした。コーとフェルドマンによるさらなる研究は、モルモットの膀胱におけるBCG(結核ワクチン)に対する強い遅行性過敏症反応の実験によって興味を再び強く引き起こしました。

 1976年に、モラレス、エイディンガー及びブルースは、膀胱内にBCG(結核ワクチン)を注入することは表在性膀胱がんの成功した治療法であるという最初の報告をしました。彼らは9名の患者の中で再発率の著減を示すことができました。1980年代のドナルド・ラム及び同僚による無作為化前向き(訳注:現時点から時間の経過に伴い進む)臨床試験によって、これらのより早い観察結果を立証しました。

 BCG(結核ワクチン)は現在、がんを治療するために最も成功した泌尿器科の免疫療法とみなされています。それはほとんどの国々におけるハイリスクの表在性膀胱がんの最良の選択された治療になり、年々約100万用量の増加率で投薬されています。

 出典:http://www.pharmacytimes.com/issues/articles/2007-09_5031.asp

 1976年のモラレスという人の報告書を読み、この人がどこの国の人なのか調べていると、カナダのオンタリオ州のクィーンズ大学の人でした(※)。
 ※出典:http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?artid=1801981

 そして、前記のBCG(結核ワクチン)が膀胱がんに効果があることを1980年代に立証したドナルド・ラムという方は、膀胱がんウェブカフェを支持する医師だと思います(※)。
 ※出典:http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage91.htm

 これで、入院中の疑問が一つ解消して、すっきりしました。
 
【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 BCG(結核ワクチン)療法
 BCG(結核ワクチン)は最も研究されて、膀胱がん治療において使用する最も一般的に処方される免疫療法の薬剤です。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage170.htm

 アルバート・カルメット1863-1933年 非有毒な血清療法で抗結核性のBCG(結核ワクチン)予防接種の創設者
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage177.htm

投稿者 fight : 06:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月25日 職場復帰に向けて

 職場復帰に向けて、本日(2007年12月25日)、産業医との面接を受けました。
 産業医との面接内容は、主に次の事項の確認で、所要時間は約10分でした。
 
 1 主治医の診断書
 2 治療状況及び病状の回復状況
 3 職場復帰に向けた意思
 4 健康状態と通勤支障
 5 事後追跡調査の勤務支障 等

 産業医は前記確認結果を下に医学的見地からの意見を事業者に提出し、事業者は近日中に最終的な職場復帰の可否の決定を行うことになります。

 【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 2007年5月から膀胱がんウェブカフェ(仮訳)の翻訳を始めました。最初のころの翻訳は、alternativeといえば「代替医療 」を念頭に置くべきだったのに、「二者択一の」という形容詞にとらわれるなど、医学専門用語が分かっておらず、あやしげな訳をしていました。
 医学専門用語は、主治医から医学用語辞典をお借りして、徐々に理解を深めてきました。夏場に、パソコン用の株式会社研究社 医学英和辞典を購入してから、翻訳精度と翻訳作業能率は多少上がったと思います。

 2007年5月ごろに訳していた次の項目の翻訳等を見直して、一部更新しました。

 1はじめに
  膀胱がんウェブカフェのチラシの翻訳等を見直して更新しました。
  ↓
  http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage1.htm

 4新たに診断された方へ│新たに診断された方へ
  患者の権利を追加等して更新しました。
  ↓
  http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage24.htm

 2007専門分野別ベスト病院検索(USニューズ)のがん科、泌尿器科を更新しました。
  ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage25.htm

投稿者 fight : 13:47 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2007年12月22日 ブログ開始前の出来事~最初の診断

 幸運にもメリット(MELIT)でブログを開始することができた日は、最初の診断から約3か月後の2007年7月6日でした。2007年7月6日以降のブログエントリー(記事)には闘病生活を主に書いていたことから、膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんの診断に至る経緯を詳しく書いていませんでした。
 退院したので、この1年余りのことを整理しようと思い、診断に至るまでの出来事を少し書いてみます。

 2007年3月に同年4月から2年間の渡米勤務の内示が出ました。長期渡米予定だったので、歯科医や気になる老眼などを診てもらえる病院やクリニックへ行きました。このころ、1日に何回か便意があるのに便が出ないという状態が続きました。インターネットでこの症状を調べていると、大腸がんの疑いがあると書いてあったので、ひょっとするとがんかもしれないと心配になりました。

米国旗

 しかし、就労ビザ取得や現地での不動産契約などの渡米の準備も大変忙しく、また、時差のため深夜に電話することがあったりして生活が不規則になっているので、便秘がちになっているのではないかと勝手に思っていました。結局、便秘については、最後の最後まで後回しにしていたのです。
 2007年3月後半には、就労ビザを取得し、現地の賃貸マンションの契約も済ませ、送付する荷物の箱詰めも終わり、職場での壮行会もやってもらいました。

 いよいよ出発の1週間前に便秘が気になるので、ホームドクターの病院で下剤や整腸剤を2か月分ほどもらうついでに、念のため詳しく検査してもらおうと思って数日間通院しました。
 最初は、単なる便秘と思っていたホームドクターも、数回目の診察のときに念のため肛門及び直腸部分の触診をされました。すると肛門用の内視鏡で確認の上、直腸の周りを何かが圧迫している、当院では直腸・大腸用の内視鏡がないため精密検査はできないが、市内の総合病院の副院長を良く知っているので、直接予約を入れるから午後に精密検査を受けるようにという診断でした。
 ホームドクターは検査結果が出るまで渡米を延期したほうが良いと言われ、すぐに点滴の処置と血液検査を行われました。そのときは、長期の渡米なので、念のための検査くらいにしか思っていませんでした。

 2007年3月29日(木)に昼食をとらずに総合病院へ行きました。
 急いで受付を済ませると、事前の予約に拘束されないフリーの副院長(外科)が急患扱いで検査を行ってくれました。大腸内視鏡検査の結果、大腸がんではないことが分かりました。便秘をしている状態での大腸内視鏡検査は苦しいもので、息は荒くなり、冷や汗を流しながら検査を受けたことを今も覚えています。終了後、憔悴(しょうすい)し、生まれて初めて車いすで運んでもらいました。

車いす

 その後のCT(コンピューターX線体軸断層写真)走査、超音波及び腫瘍マーカーの検査結果を見られた副院長が泌尿器科の医師に内線電話をして、腫瘍マーカーCA19-9が異常高値で膀胱腫瘍ということはあるのかと確認されました。副院長が内線電話でそういうこともあるんだとおっしゃっているのが聞こえました。この言葉を聞いて、私の心臓の鼓動が大きくなっているのが分かりました。
 副院長は受話器を置いてから、どうも膀胱に腫瘍ができていると思われるが、悪性なのか良性なのかを確認するための精密検査をする必要があるので、渡米を延期するようにと私に告げらました。

 米国行きの飛行機に乗る五日前に、予想もしない臓器についての突然の告知です。
 このときの自分の気持ちや経験は、膀胱がんウェブカフ(仮訳)の次の箇所が代弁しています。
 

 物事は突然冷たく又は遠くなったと感じるかもしれず、色と音は空気が抜けたか、異なるか又はずっと遠くにあるようであるかもしれません。まさしくそのフロアは私たちの足元で安定している感じがしないかもしれません。安全及び人生の予測可能性について何かが変わったという突然の深い意識が起こるかもしれません。私たちは、本当は正しく聞こえなかったと思うかもしれません。このことはどのようにあり得るのでしょうか。どのようにこれは起こり得るのでしょうか。それは多くのことが頭をめぐる秩序を乱す時間、沈黙及び透明の瞬間又は無感覚状態の時間であり得るかもしれませんが、最初の考えと情報の一見して粉々に壊れた断片が後ほど分類されなければならないでしょう。
 ↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage123.htm

 (次は前記仮訳の原文です。)
 Things may suddenly feel cold or distant, colors and sounds may seem flat, different or far away. The very floor may not feel stable under our feet. There may be a sudden profound sense that something has changed about the safety and predictability of life. We may feel that we have not really heard right. How can this be? How can this have happened? It can be a disorganizing moment, with a lot of thoughts flooding in, or a moment of silence and clarity, or a time of numbness, where those initial thoughts and seemingly fragmented pieces of information will have to be sorted out later.

 出典:http://blcwebcafe.org/eolissues.asp

 処置室で点滴を打たれながら、院内で禁止されている携帯電話でこっそりと人事課と職場に診断結果を報告したときは、これで終わったという思いで打ちひしがれました。
 2年間の米国勤務というまばゆいばかりの閃光(せんこう)のキャリアは、一瞬の夢か幻になりました。渡米準備のために買いそろえたガイドブックを読み、含まらせた夢や希望はシャボン玉の泡のようにはじけて消えました。

 その後の経尿道的膀胱腫瘍切除術及び病理学検査結果は、残念ながら、私の夢、希望及び期待を打ち砕く最悪の結果だったのです。
 それから、約3か月後にメリット(MELIT)でブログを開始しました。

 なお、便秘の原因は、後日病名が確定した膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がん浸潤し、直腸を圧迫していたからでした。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 サイトの使命を更新しました。
 Bladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)への寄附方法が、ペイパルのインターネット決済のみになりました。
 なお、2008年1月4日に銀行送金が加わりました(2008年1月4日追加)。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage3.htm

 ペイパル(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/PayPal

 念のために前記は膀胱がんウェブカフェへの寄附をお願いするものでも強要するものでもありません。

 ペイパルの寄附の入力画面は日本語に対応しておらず、英語なので敷居は高いです。
 そうはいうものの、メリットでも寄附を募っていたことを思い出しましたが、ペイパルのような送金システムは便利だなと思います。

投稿者 fight : 09:31 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2007年12月20日 ガンファイター第2部の始まり

喜び
 注:写真は実在の人物とは関係ありません。

 昨日(2007年12月19日)の午前中に退院しました。
 入院先の医療スタッフへのお礼としてのお菓子や金品は、一切受け取らないことが徹底されていました。
 医療関係者にやる気を出してもらうのは、金品や患者の幻想を反映した不可能で過度な期待ではなく、成果がどうであれ、精一杯やってもらってありがとうございましたという感謝の気持ちだと思います。

 そこで、お礼の気持ちとしてお世話になったスタッフには、名刺サイズのカードに「皆様の献身的な看護のお陰で退院の日を迎えることができました。ありがとうございました」というお礼を書いたものと膀胱がんウェブカフェ(仮訳)の名刺サイズのPRカードを渡しました。

 10時ごろ、エレベーター前で看護師長と数名の看護師の見送りを受けて、帰りました。忘れ物はなかったのですが、入院患者の氏名及びバーコードが印刷されている白い抗菌標識ソフト薄型プラスチック製のブレスレットをつけたまま帰っていました。これは、ハサミで切って記念に保管しました。
 
 4月から米国勤務予定から渡米前に急きょ入院というジェットコースター状態だったので、そっとしてほしいと思うのと、見舞いは病人を励ます自然な人情の発露ととらえる人もおいででしょうが、努力と投資の割には、実質的なメリットはないと私は考えており、職場の方には諸般の事情によりお見舞いは辞退しているとお伝えしていました。

 それでも、私を励ましたい人や前記を御存じない方が何人もお越しになりました。また、入院が長引くにつれて、心配されてお見舞いに来られる方もいらっしゃいましたし、励ましの電子メールを送ってくれ方もいらっしゃいました。
 昨日は、退院のお知らせの電子メールを何十通も送付しました。

 それと、2007年3月下旬に便秘がひどいので、渡米前に徹底的に見てほしいと依頼し、すぐに腫瘍マーカー検査をして、結果が分かるなり、入院先の病院に救患で検査をしてくれるよう手配してくれたホームドクターのところへ退院報告に行きました。ついでにインフルエンザの予防接種を3,000円払って受けました。実は主治医に免疫力が落ちているかもしれないので、インフルエンザの予防接種を受けて良いのか確認すると問題なしという返事でしたが、入院先の病院は2007年11月30日でインフルエンザ予防接種の受け付けを終了していたのです。

 そして、本日(2007年12月20日)の午前中に職場に行き、昨日に退院したことの報告と職場復帰用の診断書を提出しました。上司と同僚にあいさつし、簡単な報告と書類を提出して15分くらいで帰ったのですが、結構疲れました。職場復帰については、年内に産業医との面談を受けて最終的に決まります。

【膀胱がんウェブカフェ(仮称)】
 がん及び再発に対する恐怖と共に生きる
 あなたは「あなたはがんにかかっています」という言葉を聞くとき、感情の変化は明らかになります。ショック、怒り、否定、心配、恥辱、憂鬱、混乱、不確実性及び恐怖。あなたは、治療、苦痛管理、扶養、費用負担及び親族についての混乱した選択という悪い同じことが繰り返し何度も起こる状態に陥ります。がんと共に生きることは、挑戦であり、独自の問題に対する自身の姿勢に付属するものです。いくつかのがんは治療可能で、いくつかのがんは制御可能で、多くの新しい治療と研究が行われています。それはあなたが夢見なかった方法で生きることへの知らせです。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage133.htm

投稿者 fight : 14:51 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2007年12月19日 膀胱がんの中でも希少な尿膜管がんの完全寛解及び退院

 先週火曜日のMRI画像診断の読影結果が来ないので、主治医が読影担当医師に催促の電話をして画像診断の結果を得たのは、一昨日の2007年12月17日月曜日の夜9時50分でした。
 そして、昨日の2007年12月18日火曜日の夜7時40分にようやく主治医から患者の私に説明をしてもらいました。
 
 腫瘍マーカーCA19―9及びCEAは正常値以下であり、画像上は病巣がないことを確認し、完全寛解の診断をいただきました。ただし、希少な病気は、統計的データもエビデンス(科学的根拠)もないことから、病気からの生存と回復の予測はどうなるのか不明であり、CT検査結果などの一部に気になる灰色部分もあることから、2週間に1度通院して事後追跡調査を受けることが退院の条件でした。
 早速、本日(2007年12月19日)午前中に退院し、帰宅しました。入院期間は2007年4月4日以来の260日間でした。

 入院先の病院では、医療スタッフへのお礼としてのお菓子や金品は一切受け取らないことが徹底されており、お礼の気持ちとしてお世話になったスタッフには、カードにお礼を書いて渡しました。

 このブログを御覧になっている皆様には、この場をお借りして、退院のお知らせとお礼を次のとおり掲載させていただきます。

 各位
 この度の入院加療中は種々御高配に預かり、誠にありがとうございます。
 お陰さまにて、7回の全身化学療法、2回の経尿道的腫瘍切除術及び腹腔鏡下膀胱部分切除術が著功し、2007年4月4日の入院以来260日目の同年12月19日に退院しました。
 今後は、通院しながら事後追跡調査検査を受けますが、職場復帰についてのお墨付きをいただいており、2008年1月4日の職場復帰を目指して、職務に耐え得る体力を付けてまいります。
 つきましては、他事ながら御放念くだされたく、本来ならば参上のうえ、お礼を申し上げるところでございますが、取り敢えずこの場をお借りしてお礼かたがた退院のごあいさつを申し上げます。

【膀胱がんウェブカフェ(仮称)】
 入院最後の日の前日(2007年12月18日)に、「手術後の秘訣‐膀胱切除術の後に」を翻訳しました。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage80.htm

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  2007年12月17日 医師不足

 退院の可否を判断するためのCT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴映像法)は、先週半ばには終わりました。
 現在、これらの画像診断に係る読影の結果待ちです。検査の翌日くらいには、結果が分かるのかと思っていました。
 ところが、病院関係者によると医師不足の影響で、読影を担当している医師が辞めており(あるいは派遣元の医局の引き上げかも)、少ない読影担当の医師が時間外勤務や休日出勤をして対応しており、すぐには結果は出ないということでした。
 
 土日に病院で悶々として、結果を待っていてもどうしようもないし、退院後の生活準備のこともあります。そこで、土日は帰宅し、結果が分かれば電話をしてもらって、病院に戻るということにしていましたが、何の連絡もありませんでした。

 17日月曜日午前中に病室に戻り、最後と思われる血液検査(赤血球、白血球等)の採血を受けました。
 結果が分かるまで、悶々と待ちます。

 一時帰宅して、薄型液晶テレビを購入しました。
 テレビ機能以外について取扱説明書を読んでいると、インターネットへの接続ができると書いてありました。自宅は光ファイバーなのですが、取扱説明書のとおりにLANケーブルをテレビに接続して、リモコンで設定するとインターネットにアクセスできるのです。驚きました。メリットのブログも閲覧できました。気になったのは、パソコンと比べると、テレビのインターネットの表示速度の遅さです。10年くらい前のパソコンと同じ程度です。

 テレビでインターネットをするとなると、アドレス入力をテレビのリモコンで行うのですが、ほかにも方法があるはずだと思い、取扱説明書を読むと、USBキーボードが使えると書いてありました。取扱説明書のとおりにUSBキーボードを接続して、テレビのインターネットのアドレス入力画面で接続したキーボードを使うと楽々入力ができました。
 ブログの更新を購入したテレビで行うのは、文字入力の関係で無理ですが、ブログのコメントはテレビからも行うことができたので、驚きました。

【膀胱がんウェブカフェ(仮称)】
 MRI(磁気共鳴映像法)、PET(陽電子放射断層撮影)・CT(コンピューター断層撮影)を議論するいくつかの摘要及び最新の画像診断研究について
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage185.htm

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  2007年12月14日 読影専門の医師

 退院の可否を判断する血液検査、腫瘍マーカー検査、MRI検査、CT検査が終わりました。
 血液検査の結果ですが、白血球は回復し、外出許可は出ました。ただし、白血球、赤血球いずれも健康な人の下限を少し切っています。
 二つの腫瘍マーカーは、いずれも前回より下がって、正常値範囲の低い水準です。

 後は、MRI検査、CT検査の結果待ちです。入院先の病院のMRI検査、CT検査については、読影専門の医師がいます。読影専門の医師が画像をチェックし、主治医に通知される予定です(といっても、院内LAN上のデジタルカルテで閲覧するシステムです。)。
 主治医のお話ですと、重要な判定になるので、読影専門の医師は、これまでのすべての画像を比較して所見を書くため、1枚の画像を判定するのとは異なり、この度の判定は日数を要するということです。

 結果を待って悶々とする日が続きます。看護師情報によると、検査結果を待っているうちに非常に不安になり、睡眠薬を服用する患者もいるそうです。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 膀胱がんウェブカフェには、自然の物質又は人工の薬剤の使用により、がんの拡大又は進行を抑制又は阻止する「化学発がん予防」という項目があります。
 この項目では、栄養、飲料、ビオラクチス散(BLP)及びプロバイオティクス、オンコバイト、ビタミン及び酸化防止剤、オルチプラズ、茶、尿のpH(ピーエイチ)、代替医療、免疫促進剤が掲載されています。

 化学発がん予防では、がんにならないようにするために、畜産物や加工食品は摂取しないというようなことが書いてあります。しかし、入院先の一般食は、マーガリン、肉、ソーセージなどがよく出るのです。一般食なので、食材のコストを考えると、畜産物や加工食品を出さざるを得ないというのが実態でしょう。逆に言うと、がんにならない食品として勧められているものは値段が高いということです。

 化学発がん予防で翻訳していなかった最後の項目のオルチプラズを訳しました。
 オルチプラズは、殺寄生虫薬剤及び抗がん剤の二つの効果がある薬剤です。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage224.htm

 殺寄生虫薬剤及び抗がん剤との関係についてはピンと来ないのですが、寄生虫が膀胱がんの原因となるものがあります。前記の寄生虫に関連しているかどうかは不明ですが、それを次のとおり紹介します。

 膀胱がんウェブカフェに「膀胱がん組織学―希少な腫瘍」という項目があります。
 この希少な腫瘍の中の最初に、扁平上皮がんというのがあります。これは、膀胱がんの中では2番目に一般的なものですが、それは工業諸国の中の症例の2~5%を占めています。そして、扁平上皮膀胱がんは熱帯性気候の地域においてより頻繁に発見されており、これはビルハルツ住血吸虫の寄生虫に関係があります。これらの寄生虫は、ビルハルツ住血吸虫の成虫が膀胱内の血管にあることから、住血吸虫膀胱がんとなり得る尿住血吸虫住血生物と呼ばれる状態を引き起こします。この腫瘍は地方のビルハルツ住血吸虫のまん延による流行病であるため、エジプトの成人男性の中で発見されたがんの最も一般的なものです。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage51.htm

投稿者 fight : 09:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月13日 非ステロイド系抗炎症薬(アスピリンなど)の抗がん作用

 昨日(2007年12月12日)は、血液検査、CT検査を受けました。血液検査結果で白血球が回復していることが分かり、外出許可が出たので、昼食を食べに外出しました。ついでにあちこち2時間ほど歩いて帰りました。病室に戻り風呂に入ると、どっと疲れが出て、1時間ほど寝ました。筋力をつけないと仕事はできそうにないと実感しました。
 夜は、病院の看護師による入院患者を慰問・激励する行事の「胡弓クリスマスコンサート」を鑑賞しました。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 再発しない養生方法(健康を維持・向上させる目的で食事・睡眠・運動などの生活様式や療法、投薬を計画的に規制すること)について、膀胱がんウェブカフェの化学発がん予防という項目を読み直していました。
 翻訳していなかった「一般的な鎮痛剤は膀胱がん再発を予防することに役立ちます。」という項目で、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs(アスピリンなど))の抗がん作用に関する内容があったので翻訳しました。
 アスピリン等を常用している人は、表在性膀胱がん患者の再発リスクが半分近くになることが報告されているという興味深い内容です。 

 この仕組みを自分なりにインターネットで調べて次のようにまとめてみました。
 アスピリンは、痛みの原因物質であるプロスタグランジンを阻害して抗炎症作用を示します。プロスタグランジンは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素によって作られます。COXにはCOX-1とCOX-2の二つのタイプがあります。このうちCOX-2は、多くのがん細胞に存在して、がん細胞の増殖・転移や腫瘍血管の新生を促進する作用があるということが知られています。アスピリンを服用すると、結果的に、COX-2が阻害され、がん再発の予防効果があるようです。

 しかし、アスピリンには副作用がありますので、がん予防のためにこれを服用するのは医師と相談した方が良いと考えます。
 詳しくは
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage222.htm

 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 アスピリン

 前記項目との関連性は多少外れているかもしれませんが、次の公的機関のサイトが参考になりました。
 ↓
 愛知県がんセンター/がんの知識/公開講座、学会発表/日本癌学会発表
 http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/200/250/gakkai/gakkai65/01.html
 
 「がんで苦しむひとを助けたい」との想いを実現するために(岡山大学薬学部)
 http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/sekkei/project/project1.html

投稿者 fight : 06:58 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2007年12月10日 患者の判断

 2007年4月4日の入院以来、本日(2007年12月10日)で250日目です。
 パジャマという戦闘服を着ての入院闘病生活の結論を出す時期に来ています。
 
 主治医と約1時間かけて相談した結果、100万人に数人の発生率という珍しい悪性の病気に対する7回の全身化学療法及び2回の経尿道的切除術の効果と1回の腹腔鏡検査結果などから、完全寛解(様々な検査でがんが確認できず、正常細胞に悪影響を与えない状態)していると思われることから、いったん退院し、職場復帰して、様子を見るという方向性が出ました。

 前記の判断の論拠の一つは、次の論文です。

 CiNii - 尿膜管癌15例の臨床的検討 根治のために膀胱全摘除術は必須か

 (目的)
 尿膜管癌の自験例ならびに本邦報告例におけるstage,術式,予後との関連を検討することにより,根治性と患者のQOLを維持するうえで最も適切な術式を明らかにすることを目的とした.
 (対象と方法)
 過去14年間に経験した尿膜管癌15例を対象とした.各症例の臨床像を明らかにするとともに,stage,術式,予後との関連を検討した.さらに,最近20年間に本邦で報告された尿膜管癌症例の各術式におけるstageと転帰との関連を検討した.
 (結果)
 15例のstageはすべてIIIA以上で,予後は現時点で9例(60%)が癌なし生存しており,平均生存期間は7年であった.これらは全例 stage II1Aであり,術式は膀胱全摘除術3例,en bloc segmental resection(以下en bloc)6例であった.再発または癌死した症例は5例で,stageはIIIAが2例,IIIDが3例であり,術式はen bloc1例,膀胱部分切除術3例,試験開腹1例であった.本邦報告例の検討では,膀胱部分切除術のみが行われた症例は予後が不良であったのに対し,en blocまたは膀胱全摘除術が行われた症例は,stageがIIIAまでであれば88〜100%が2年以上癌なし生存していた.その一方で,stage IIIC以上の症例に関してはどの術式を施行しても予後は極めて不良であった.
 (結論)
 尿膜管癌症例に対する術式はen blocが最も妥当であり,膀胱全摘除術の適応は一部の症例にとどまるものと思われる.

 出典:http://ci.nii.ac.jp/naid/110003060669/(日本泌尿器科學會雜誌 94(4), 487-494, 20030520 )

 私の病巣の広がり具合の状況をこの論文内容に照らし合わせると、「stage IIIC以上の症例に関してはどの術式を施行しても予後は極めて不良であった」と書いてあったことから、膀胱摘出は断念するしかないと考えました。

 それと、腹腔鏡検査の結果、採取した試料は原発部分を含めてがん細胞がなかったことです。この検査については、2007年11月1日のブログエントリー(記事)のコメントに当ブログの主宰者であるMELIT代表の慶応大学加藤教授から「このような検査をやっても、その解釈は難しいのが現実です。つまり、陰性だからといってがんが否定はできないからです。」という御指摘を受けました。

 入院先の泌尿器科でもこの検査は、私が初めてで、結果の解釈は難しいです。
 しかし、全身のほかの部位までの顕微鏡レベルでのがん細胞までは、現時点では調べようがないことと、腫瘍マーカーが正常値になっていることからいったん退院して様子を見るということにしました。
 それと、この検査のときに、膀胱にくっついていた原発部分の尿膜管を切除したのです。この結果、膀胱部分切除となりました。

 今週中に最後の磁気共鳴画像(MRI)検査、腫瘍マーカー検査、コンピュータ画像撮影法(CT)検査を受けて、完全寛解であれば、退院する予定です。

 退院後は、新たに泌尿器科のホームドクターを決めないといけません。入院先の医師で最近退職して、新たに開業された方がいるので、この方をホームドクターにするために初診を受けて、今後のレジメン(健康を維持・向上させる目的で食事・睡眠・運動などの生活様式や療法、投薬を計画的に規制すること)について相談します。
 体力や抵抗力が落ちているので、筋力をつけ、滋養のあるものを食べ、がんの再発予防に役立つサプリメントや薬を服用します。
 事後追跡調査(フォローアップ)としては、2週間に1度の腫瘍マーカー検査などで、入院先の病院とホームドクターのところに行くつもりです。

 闘病は戦争に例えられていますが、戦争で最も重要なのは、武器や兵站もさることながら、情報分析、経済力、外交、判断などです。この部分を誤るとあっという間に敗戦になり、命にかかわります。果たして、自分の判断は正しかったのかといつも自問します。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 膀胱がんウェブカフェでは、悪性膀胱腫瘍に対して膀胱温存を主張する学説と膀胱切除を主張する学説のそれぞれについて「併用療法-膀胱温存」という項目で紹介しており、昨日これを翻訳しました。
↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage217.htm

投稿者 fight : 09:24 | コメント (3) | トラックバック (0)
  2007年12月08日 温熱療法

 昨日(2007年12月7日)は、磁気共鳴画像(MRI)検査の予定でした。この検査結果が、今後の運命を決めるものかと思うと真剣になります。この検査は、尿をためる必要があり、診断時の検査、これまでの薬効を測定する検査と同じ条件での撮影が画像診断上重要であることから、かなりの量をためていました。ところが、いつまで待っても呼び出しは来ず、夕食の時間帯になったので、看護師に確認すると、翌週に延期されていました。

 どうも日勤の看護師から準夜勤の看護師にうまく申し送りがされていなかったようです。磁気共鳴画像(MRI)検査延期の知らせを聞くと、まるで携帯電話のバッテリーがなくなるような疲れを感じ、20時過ぎに寝ました。けれども、夜中の3時ごろ目が覚めて、悶々としていました。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 自分は病気を治すためにあらゆる情報を収集し、治療や投薬を受けているかということは絶えず自問します。

 米国国立がん研究所公認患者運営サイトの膀胱がんウェブカフェにhyperthermia(ハイパーサーミア)というのがありました。
 これについて、入院してから購入した次の画像のパソコン用のLogoVista電子辞典シリーズ研究社医学英和辞典で調べると、「hyperthermia高体温, 高熱 (hyperpyrexia) 《特に治療のために誘発したもの》」と書いてありました。

医学英和辞典

 しかし、何かピンとこないので、インターネットで調べていると温熱療法(がん細胞が正常細胞と比べて熱に弱いという性質を利用したがんの治療法)のことでした。

 国立がんセンターがん対策情報センターでも温熱療法を次のとおり紹介しています。

 現時点では研究段階の治療で、まだ標準的治療とはいえません。」「国内での装置の普及も進み、全国の多くの病院に導入されました。1996年4月より、それまで条件付き適用であった保険も全面適用となりました。しかし、温熱療法ががんの治療法として第一に選ばれる状況は、限られています。

 国立がんセンターがん対策情報センターのサイトは、原則的にはリンク・フリーで、 リンクに際して、許可願い等、事前連絡の必要はないのですが、「リンクを張る場合は、「国立がんセンターがん対策情報センター」という機関名を明記し、トップ・ページ(http://ganjoho.ncc.go.jp/)のみにお張りください。」と書いてあります。このため、国立がんセンターがん対策情報センターのトップページのリンク先を記載します。温熱療法:[がん情報サービス]というところを探してみてください。
 国立がんセンターがん対策情報センター
 http://ganjoho.ncc.go.jp/

 このほか、次の癌の温熱療法ハイパーサーミアというサイトにも詳しい情報が書いてがありました。

 http://www.taishitsu.or.jp/hyperthermia/index.html

 また、膀胱がんウェブカフェ(仮訳)の温熱療法(ハイパーサーミア)を次のように仮訳しました。

 様々な種類のがんを治療することにおける効果を示している医学的根拠の多くの実態のため、温熱療法(ハイパーサーミア)は外科手術、化学療法及び放射線療法と同じくらい「本流」と考えられつつある途上にあり、承認されたがん治療における「4番目の物理療法」と認められつつあります。主要な医学界において比較的最近に認知されたため、それは十分に知られていませんが - それでも、それは、何人かの人々にとって期待を持ち得る治療です。

 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage216.htm

投稿者 fight : 09:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月07日 外出及び一時外泊禁止

 血液検査の結果、白血球及び好中球が激減していることが判明し、外出及び一時外泊は禁止となりました。
 週末を含めて、しばらく、病室で安静にしています。昨日まで、出歩いていたのに残念です。何の自覚症状もありません。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 がんの予防又は再発の遅延のためにビタミンを使用することに焦点を当てたサプリメントのオンコバイトを翻訳しました。
 オンコバイトは日本でもインターネットで購入できるようですが、服用に当たっては、医師と相談したほうが良さそうです。
 ミッション・ファルマカル社のビタミンC、ビタミンE及びベータカロチンを主成分とするサプリメントのオンコバイト
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage215.htm

投稿者 fight : 10:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月06日 ビオラクチス散及びプロバイオティクス

 病室でインターネットをするための予備回線のPHSの携帯電話型データ通信機を充電中に誤って約70cm落下させると、壊れました。以前にも落としたことがあるのですが、そのときは大丈夫だったのに残念でした。古いPHSの携帯電話型データ通信機を使うことにしました。
 
 昨日(2007年12月5日)は、自宅に帰り、洗濯して風呂に入って、病院に帰りました。
 一昨日(2007年12月4日)の外出後の疲れと昨日(同月5日)の外出の疲れを比較すると、昨日(同月5日)のほうが疲れはほとんどありませんでした。
 一昨日(2007年12月4日)は、抗がん剤投与後24時間たっていなかったので、その副作用が体を回って、疲れが倍増したのではないかと分析しました。ジェムザールは、副作用がこれまであまりなかったので、投薬翌日から外出していましたが、今回の疲れの経験から、翌日も安静にしようと思います。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 がんの発生や成長を予防するために化学物質を用いることを化学発がん予防と訳しました。
 この化学物質の一つで、日本人研究者が効果を実験により証明したビオラクチス散及びプロバイオティクスについて翻訳しました。

 1990年代に日本で実施された臨床試験は、プロバイオティクス(訳注:消化管内の細菌叢を改善し、宿主(がんなどの異常腫瘍が増殖している個体)に有益な作用をもたらし得る有用な微生物及びそれらの増殖促進物質)作用物質である乳酸菌製品のビオラクチス散(BIOLACTIS POWDER(BLP))の使用が膀胱腫瘍の再発を遅らせることができることを示しました。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage214.htm

 関連サイトとしては、日本プロバイオティクス学会があります。
 ↓
 http://www.probiotics.to/

投稿者 fight : 13:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月05日 膀胱切除術と放射線療法

 本日、膀胱腫瘍で入院されていた高齢の患者が退院されました。
 この方は、発病してから、化学療法と放射線療法をされていたのですが、再発して、何度も入院されていました。お話を伺うと、膀胱切除をしない治療を求めて放射線療法をしたが、放射線を照射すると組織が弱って、外科手術での縫合などができなくなることから、再発した場合の治療の選択肢は限られてくると助言してくれました。

 そして、この方は、私と同じレシピ(調合)の化学療法を受けても、吐いたり、気分が悪くなるという副作用が全くないのです。翻訳している膀胱がんウェブカフェにおう吐などの副作用が全くない人もいますと書いてあり、本当なのかなと思っていましたが、本当でした。
 しかし、化学療法も回数を重ねると、もう一つの重大な副作用である骨髄抑制が深刻になり、白血球、赤血球などが激減し、貧血でかなり苦しんでおられました。
 残念なことに、化学療法もあまり効果がなくなり、退院されました。

 関連サイト:化学療法で生き残る
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage29.htm

 膀胱がんウェブカフェでは、膀胱切除術や放射線療法については、次のように書いてあります。

《膀胱切除術》
 客観的にみると多くの浸潤性表在性膀胱がんの患者は、根治的膀胱切除術を受けることに抵抗することにより最終的にがんで亡くなります。根治的膀胱切除術を必要としているほとんどの男性及び女性に利用可能な尿路変更の代案は、選ばれた浸潤性表在性膀胱腫瘍の患者のために続いた保存的な手段で実行可能な代案と考えられるべきです。
 米国がん協会は、54,400名の米国人が膀胱がんと診断され、12,500名が亡くなる(男性8,400名及び女性4,100名)と予測しています(1998年の統計)。それは、女性にとってはがんの8番目の主要なものでまた主な死因の10番目、男性にとってはがんの4番目の主要なものでまた主な死因の8番目です。
 ↓詳しくは
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage64.htm
 
 患者の膀胱をいつ摘除するかを決めることは、患者及び泌尿器科医双方にとって難しい決定であり得ると主任研究員のハリーW・ハー医学博士は言います。
 ↓詳しくは
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage66.htm

《放射線療法》
 外部射線療法又は組織内放射線療法は、放射線療法が通常は外科手術の候補ではないか又は外科手術を拒否する人々に残されている米国よりもヨーロッパでよりしばしば第一選択療法として使われています。米国の研究者は、また、それが許容範囲の病的状態を伴う技術的に簡単であることと同様に場合によっては浸潤性移行上皮がんを制御する効果的な取組み方であるかもしれないという結論を出しました。
 ↓詳しくは
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage152.htm

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 女性で自然排尿型代用膀胱造設術を受ける又は受けた方の情報を翻訳しました。
 ↓
 自然排尿型代用膀胱造設術を受ける女性の最高30%が超自制になるであろうということが統計的に予測されています。超自制は、適切に自然排尿型代用膀胱を空にする又は排尿することができないことと定義されます。超自制になると、自己導尿カテーテルを挿入しないといけないのですが、これを回避するのに役立っているかもしれない米国泌尿器科医師考案のテクニック「トーマス・テクニック」を紹介します。
 ちなみに入院先の看護師1名にこのテクニックをお聞きしたところ御存知ありませんでした。実際に挑戦されるのであれば、主治医と相談されたほうが良いと思います。

 自然排尿型代用膀胱(ネオブラッダー)外科手術後の女性における超自制:可能な解決法
 ↓詳しくは
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage213.htm

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  2007年12月04日 体力の低下

 昨日午後は第7クール最後の投薬でした。2本で1時間の点滴です。投薬3時間後には全身に薬が回るのか、副作用でぐったりしました。たまに吐いたりしますが、昨日は吐きませんでした。夕食は食べませんでした。
 今日は、朝食は食べたのですが、その後食欲は低下し、昼食は好きなものはなくほとんど食べられませんでした。 

 投薬はありませんので、午後から外出し、蕎麦屋でニシンそばを食べました。休み休み2時間ほど歩いて、CDなどを買って病室に戻ると、かなり疲労感を感じました。CDの音楽をパソコンを通じて携帯音楽プレイヤーに転送しているうちに、1時間ほど寝ました。夕食はほとんど食べる気になりません。
 ちょっと歩けば、すぐに疲れるので、体力が落ちているのを実感しました。これから、少しずつ回復したいです。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 女性のための自然排尿型代用膀胱(ネオブラッダー)を翻訳しました。
 ↓
 最近まで、自然排尿型代用膀胱--尿道を通して正常な排尿機能を維持します--は、主に局所腫瘍再発及び尿失禁と理解されたリスクのため、女性のための選択肢としてめったに提供されませんでした。女性の尿道を温存するという病理学の意味は十分に研究されていませんでした。膀胱がんの女性における尿道腫瘍の影響のリスク要因についてのより良い理解と同様に女性の尿意自制(訳者注意書:随意的にこらえることができる能力)の仕組みについてのよりよい理解を結果として生ずることから、最近の研究はこれらの問題の両方を検討しました。その結果、組織移植が正位の下部尿路再建(訳注:再建手術による器官や組織の復元)は膀胱切除術を受けている女性に受け入れられた選択肢になりました。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage211.htm

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  2007年12月03日 第7クール最終日

 12月1日(土)は、主治医が日直だったので、午前中に1時間30分ほど時間をかけて、現在の病状の確認、今後の治療について面談を受けました。
 その後、一時帰宅し、12月3日(月)午前6時45分の採血に間に合うよう、12月2日(日)の夜に病院に戻りました。
 本日の血液検査の結果、第7クール19日目の最終日の投薬が決定になりました。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 病室でパソコンができないことを想定し、膀胱がんウェブカフェ(仮訳)は、docomo、au、softbankに対応する携帯サイトです。もちろん、パソコンからの閲覧もできます。
 次のurlを携帯の電子メールに送ってアクセスしてください。
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/index.cgi?site=4644072b

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  2007年12月01日 判断に当たっての知識

 昨日の血液検査の結果で週末の一時帰宅が可能かどうかが決まるので、その結果を待っていたとから、外出はしないで、病室でじっとしていました。血液検査の結果、白血球は低減していたものの一時帰宅は許可される水準でした。

 悶々としていてもしょうがないことと、レンタルビデオ屋に行っても確実に返却できないので、DVDを購入しパソコンで見ていました。外出せずにいると病人という感じがします。
 私のパソコンの画面は、テレビの画面と比べると暗い映像になっていて、画面も小さいので、映画鑑賞には程遠いです。ちなみに自宅でも病室でもテレビはほとんど見ません。パソコンのインターネットサーフ主体なので、パソコンに搭載しているテレビをたまに見るくらいです。

 患者の正しい判断に欠かせないものは、判断に必要な知識です。これがないと判断ではなく単なる患者の希望に終わってしまいます。もちろん判断には希望も含まれているとは思いますが、単なる希望と判断は違うと思います。
 インフォームドコンセントとか患者の意思や判断の尊重とか言っても、医療知識は圧倒的に医者が持っているのですから、患者に何の医療情報もなく正しい病状認識がなければ、あまり意味はなく、15年くらい前の医療との差があるとすれば、患者が医者に希望や意見を述べる機会が増えたくらいが実態かもしれません。

 また、希な病気になると、標準療法もなく、医師もごくわずかな症例を診ているだけでなので、偉そうに言うと、情報を良く調べる患者と比べると情報量はあまり変わらないのかもしれません。

 尿膜管がんの情報は、国内のホームページで得られるものは少ないので、米国のホームページを調べ、EMEDICINEというホームページを読んで、自分なりに次のように要約しました。

【基礎知識】

 膀胱がん患者の0.7%を占める希(まれ)な疾患

【死ぬべき運命(※)・病的性質】
 一般の膀胱がんと比較すると尿膜管がんの病気の経過の予測は良くない。50%の患者にとっては不治の病である。5年生存率は16%以下であるが、これは発見が遅れるからである。
 ※訳注:死ぬべき運命という英語はmortalityです。

【介入(訳注:疾病の進行の阻止・緩徐や健康の改善のためにとる手段)】
 膀胱部分切除、膀胱全部摘出、尿膜管切除又はリンパ節郭清。放射線療法が有効であると指摘する意見が多い。化学療法は依然として実験的にすぎない。

 出典(EMEDICINE(英語)):http://www.emedicine.com/radio/topic727.htm

 翻訳精度については細心の注意を払っておりますが、その情報の正確性、通用性、完全性について、明示的であれ黙示的であれ、いかなる責任を負うものではなく、保証をするものではないことを御了承ください。また、内容に関する正確な情報を得るためには、必ず原文(http://www.emedicine.com/radio/topic727.htm)を御確認ください(2008年6月7日追加)。

 私は2007年4月の精密検査結果により尿膜管がんの診断が確定してから、2007年4月~同年6月の3コースのTS1シスプラチンの2剤併用療法を受けました。一方ではこの薬効検査のCT走査により病巣縮小を確認しておきながら、他方では腫瘍マーカーCA19-9は激増しました。このため、S-1・シスプラチン併用化学療法は中止になりました。
 このため、2007年7月にゲムシタビン(ジェムザール)及びシスプラチンの2剤併用化学療法(GC療法)に変更し、4コース受けたところ、著効しました。

 私の症例で著効があった化学療法も米国では実験的なものにすぎないのです。2007年5月から翻訳している膀胱がんウェブカフェでは、私に投薬された(ゲムシタビン(ジェムザール)及びシスプラチン)(GC療法)はアンダーソンがんセンターで第2相臨床試験として実施中と書いてあり、実験段階です。これはおそらく尿膜管がん患者が少なく統計的なデータが得られないからだと思います。
 なお、主治医に尋ねるとゲムシタビン(ジェムザール)及びシスプラチン(GC療法)は、膀胱がんの新しい標準療として一般的になりつつあるとおっしゃっていました。

 前記の死ぬべき運命・病的性質、介入を総論として認識の上、判断すると、がんとの闘いから生活の質(クォリティ・オブ・ライフ(QOL))を求めての闘いにシフトを移すことも患者の考慮すべき判断の一つかもしれません。

 尿膜管がんの直腸への浸潤をどう評価するかということについては良く分かりません。このことについてインターネットを調べると、ないものを探す暗黒の無駄な時間であることが分かります。おそらく外科医も主治医も神のようには判断できないでしょう。

 過去のセカンドオピニオンを読み直すと、外科手術は慎重にしたほうがよいという意見が基調でしたが、これの背景は、一つは実態がよく分かっていない病気であるというのと、そもそも症例が少ないから手術の効果も統計的に分かっていないので、全般的に慎重にしたほうが良いということではないかと思います。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 調べたり判断しなければいけない日々が続くと、大変なストレスです。膀胱がんウェブカフェでは、リラックスの必要性について次のように記載しています。

 がん闘病者(がん患者又は患者を看護・世話する人たち)の窮地は、最もリラックスを必要とするときに限って、リラックス状態に達するまでの過程で多くの障害に直面することです。

 第1に、がんであるという最初の診断は私たちのストレスレベルを引き上げます。私たちは、なぜこの病気にかかったのか心配になり、何の災難が待ち伏せしていたのかということが最大の関心事になるかもしれません。

 第2に、がんの治療が物理的に要求される可能性があるということです。私たちは、副作用の可能性を心配します。私たちは治療の間に副作用を実際に経験するかもしれませんし、拒絶反応がストレスレベルを引き上げる可能性があります。

 第3に、治療を通じて私たちは「私は正しい治療戦略を選んだのか」又は「次の検査結果は何か」という多くのことを考えるようになります。

 悪くなってはいけません。私たちは、未来と同様に過去について考えることに多くの時間を費やすことになります。私たちの過去の多くの経験の回顧及び蓄積は、私たちの現状の理解をするのに役立つことができます。未来に向けての計画及び目的は、私たちのがんに対する対処の重要な部分です。しかしながら、この種の考えで頭がいっぱいになると、極端なストレスをもたらします。私たちは、これらの有害な考えから自らを解放する必要があります。心をこめたリラックスは、私たちに現在の瞬間に気付かせ、私たちのストレスレベルを高くする否定的な過去及び未来の思案と闘えるようにします。
 ↓(詳しくは)
 リラックス、瞑想及びイメージトレーニング
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage31.htm

投稿者 fight : 08:46 | コメント (2) | トラックバック (0)

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