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2008年06月30日 全身化学療法の副作用のおう吐対策としての統合失調症治療薬のオランザピン(ジプレキサ)

 尿膜管がん細胞の死滅を目指して、これまで10コースの全身化学療法を受けました。投与コースが増えるごとに副作用の吐き気及びおう吐は、回数と激しさを増す一方です。

 全身化学療法の副作用のおう吐対策について次のようにまとめました。

 特に副作用が激しいのは、シスプラチンという薬です。
 これの投薬前に、デカドロンカイトリルの2種類の吐き気止めを2本と生理食塩水2本の合計4本を点滴します。

 シスプラチンの点滴投薬後、生理食塩水2本、マンニトールという利尿剤1本の点滴をします。利尿剤を投与するのは、体内毒性改善のため腎臓にたまる抗がん剤をできるだけ早く洗い流すのが目的です。
 これらの合計所要時間は、シスプラチンの投薬を含めて約8時間です。

 前記の投薬後、24時間くらいしてから、副作用の吐き気と嘔吐が強く続き、食欲は全くありません。
 さらに、車酔い、船酔いの激しい状態である全身倦怠感があり、何もする気になれません。

 私の場合、強い吐き気及びおう吐が続く7日間は、絶食し、吐き気止めの点滴をしてもらうのですが、あまり効果はなく、トイレに行く度に吐いています。胃液しか出ません。
 点滴をしていない間に吐き気がある場合は、ナゼアという吐き気止めの速崩性錠剤(水なしで飲める薬)を服用します。
 
 前記の吐き気対策に加えて、2008年6月24日のブログエントリー(記事)に書いたメンタル用の非定型抗精神病薬(オランザピン(商品名:ジプレキサ))も吐き気止め対策として新たに使いました。

 7日間も吐き気及びおう吐が続く患者はあまりいないので、主治医が薬剤部長と相談のうえ、吐き気を止めるのが本来の目的ではないが、吐き気の伝達物質の受容体に効果的に働きかけて吐き気止めの効果が高い薬を使ってみようということになりました。オランザピン(Olanzapine、商品名:ジプレキサ)という薬で、心の不具合を調整し、気持ちをおだやかにする薬で、心の病気の治療に用いるものです。

 これまで、心の病気の治療に使う薬を飲んだことは一度もなかったので、メンタルでない患者が服用すれば、どうなるのか副作用が心配になりました。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によるとオランザピン(Olanzapine、商品名:ジプレキサ)は、副作用は、不眠、眠気、体重増加、アカシジア、振戦、倦怠感不安・焦燥、興奮・易刺激性と書いてありました。

 寝る前に一錠飲むだけでよいのです。看護師の話だと、これまでにこの薬を泌尿器入院患者に投与した例からすると朝の起床時間帯に声をかけないと起きない患者がいたということです。
 これも経験だと思って服用してみました。
 病院は午後9時30分消灯です。眠気というのを期待していたのですが、全然眠くならず、午後11時ごろまで起きていました。寝たかと思うと、今度は午前3時ごろに目が覚めて、眠れないのです。
 3日間服用したのですが、眠気よりも不眠の副作用が出たように思います。

 ほかの看護師の話だと、患者の中には睡眠導入剤を使って寝ている人もいるので、睡眠導入剤に加えてオランザピン(商品名:ジプレキサ)を服用すると、確かに朝の起床時間帯に声をかけないと起きないくらい眠っている患者もいるかもしれないということでした。
 薬剤部長にこのことを報告すると、解熱剤のような即効性がある薬はわずかで、オランザピン(商品名:ジプレキサ)を服用してすぐに眠くなることはないかもしれないので、今後の全身化学療法の副作用対策として継続して使い、その効果を確かめてみましょうということになりました。

 この薬の本来の目的である「気持ちの高ぶりや不安感をしずめるほか、停滞した心身の活動を改善する作用」は、私にはあまりなかったように思います。
 また、1日に10回程度吐いていたのが、1回で済むようになったので、吐き気を抑える効果は高いと思います。

 統合失調症治療薬のオランザピン(商品名:ジプレキサ)の化学療法によるおう吐抑制については、次のサイトが参考になりました。

 統合失調症治療薬のオランザピン、化学療法による急性・遅延性吐気・嘔吐抑制に著効:MedWave Back Number

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投稿者 fight : 2008年06月30日 06:03
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