昨日は通院して、2008年8月~同年9月の尿膜管がんに対する全身化学療法の薬効の指標である腫瘍マーカーCA19-9を検査しました。
検査値は下がっているのではないかという事前の期待は、主治医から残念そうに検査値が上がっていると告げられ、失望に変わりました。
主治医の説明は、3か月前のCTでは何も写っていないものの、CA19-9が正常値上限(37U/ml)の13倍もあることから、これまで薬効があったジェムザールとシスプラチンの多剤併用全身化学療法に対して、耐薬性又は不応性の顕微鏡レベルの尿膜管がん細胞が増殖しているだろうというものです。
主治医と今後の対応を相談したとき、私が希望する化学療法を聞かれました。
このとき、私が翻訳している米国国立がん研究所が公認する患者運営サイトBladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)http://blcwebcafe.org/(英語)のサイト運営者のウェンディ・シェリダンさんから、次の資料を入手していることを思い出しました。
A.2008年3月31日のブログエントリー(記事)に書いた膀胱がんウェブカフェの顧問医師の米国テキサス大学泌尿器学腫瘍学フェローシッププログラム部長アシシュM.カマット医学博士(MDアンダーソンがんセンター勤務医)からいただいたセカンドオピニオン
B.2008年6月9日のブログエントリー(記事)に書いた尿膜管がん:外科手術及び化学療法の選択肢(米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター)
これらの資料から適切ではないかと考えていた大腸がんの全身化学療法のFOLFOX4(フォルフォックスフォー)の投与を希望しました。主治医にFOLFOX4(フォルフォックスフォー)を院内の電子カルテシステムで調べていただくと、FOLFOX4(フォルフォックスフォー)は、外科でしか投薬できない仕組みになっていました。
主治医から膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんに対して大腸がんの全身化学療法を実施することは、健康保険の適用が困難なので、事前に副院長に尿膜管がんに対してFOLFOX4(フォルフォックスフォー)は効果があるという文献があれば、話が早いので、知っていたら教えてほしいと言われました。
そこで、その場で自分のブログや情報携帯端末(PDA)を検索したのですが、すぐには出ませんでした。
こうして、いつもなら3分の診察時間は、約10分となりました。
とりあえず2週間後に再度、腫瘍マーカー検査をして対応策を検討するということになりました。
また、尿膜管がんに対してFOLFOX4(フォルフォックスフォー)は効果があるという文献を探して主治医に渡すと約束しました。
すぐに帰宅して、これまで調べた尿膜管がんに対する海外の臨床試験事例の文献等を整理すると、次の4文献がありました。
1.FOLFOX-4 in pre-treated patients with advanced transitional cell carcinoma of the bladder. (PMID: 15640506 [PubMed - indexed for MEDLINE])
これは、膀胱がんウェブカフェ(仮訳)│5治療の選択肢│浸潤性膀胱がん│浸潤性膀胱がんの化学療法(その7)の「化学療法治療歴を有する転移性膀胱がん患者のために研究されている新治療」に仮訳を掲載しています。
2.Cancer News and Information - CancerWise - September 2005 - Clinical Trials Open for Rare Bladder Cancers Clinical Trials Open for Rare Bladder Cancers No Standard Treatments for These Diseases
これは、2008年5月8日のブログエントリー(記事)に書いたテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの尿膜管がん及び小細胞膀胱がん臨床試験のことです。
3.Multimodality Management of Urachal Carcinoma: The M. D. Anderson Cancer Center Experience THE JOURNAL OF UROLOGY Vol. 169, 1295–1298, April 2003(DOI: 10.1097/01.ju.0000054646.49381.01)
これは、2008年6月6日のブログエントリー(記事)に書いた尿膜管がんの集学的療法管理 MDアンダーソンがんセンターの経験の概要のことです。
4.Urachal carcinoma: surgical and chemotherapeutic options (2006 Future Drugs Ltd ISSN 1473-7140)
これは、2008年6月9日のブログエントリー(記事)に書いた尿膜管がん:外科手術及び化学療法の選択肢(米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター)の概要仮訳のことです。
前記の2.~4.は、MDアンダーソンがんセンターの腫瘍学科のアーリン・シーフカー=ラドトケ准教授の文献です。
前記の2.は、The study involves four chemotherapy drugs used in colon cancer treatment, which have shown a response rate of about 40%(その研究は、40%の奏功率を示した大腸がんで使われた四つの化学療法薬剤を含みます。)と書いてあります。
前記の3.と4.は、5FU、シスプラチン、インターフェロン、ゲムシタビン、ロイコボリンの多剤併用療法を取り上げています。
これらを読み直すと、はっきりと尿膜管がんに対してFOLFOX4(フォルフォックスフォー)は効果があるということが明記してある文献はありませんでした。
そうはいうものの患者としてすぐにできそうなことは、これらをコピーすることしかありません。コピーして、病院に引き返し、入院病棟に行って看護師に主治医に渡していただくよう依頼しました。
珍しい病気なので、医師任せにせず、自分で調べた結果はなるべく早く届けようと思い、1日に2回も病院に行くことになりました。初秋の夕方とはいえ、最後は汗もかきました。
予想していた来週からの入院は、とりあえず延期です。主治医は検査数値だけではなく、患者のことを考え、対策を検討してくれたと思いました。
先のことはさっぱり分からず、検査値は思わしくありませんが、仕事は継続し、尿膜管がんに効果がありそうな薬剤の研究論文をインターネットで調べてみます。
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2008/06/24 Yahoo!カテゴリ登録 癌 >闘病記
【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
略語、医学用語及び用語(その4)
kegel exercises - Tightening and relaxing the muscles that hold urine in the bladder and hold the bladder in its proper position, performed in order to improve the ability to hold in urine and to help people regain continence after bladder removal and/or replacement surgery (radical cystectomy).
ケーゲル体操(訳注:骨盤底筋体操) - 膀胱切除又は膀胱再建術(根治的膀胱切除術)後に尿意自制(訳注:随意的にこらえることができる能力)の回復及び尿をためる機能改善のために、膀胱を適切な位置に保持し、尿をためる筋肉の緊張及び弛緩運動
↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage61.htm
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