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2009年第7回入院の二日目です。
本日から、膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんに対する尿路上皮がんの標準療法であるM-VAC療法(エムバック療法:メトトレキサート、ビンブラスチン、アドリアマイシン、シスプラチンの4剤併用療法)を開始します。吐き気止めの点滴とメトトレキサートの点滴など4本を7時間かけて投与します。
さて、2009年11月23日のブログエントリー(記事)の「患者と作る医学の教科書」の原稿案の一部として「尿膜管がんは、膀胱がんの標準療法と言われるM-VAC化学療法には反応しないことが多い。」と書きました。
しかし、現在、私が受けている治療は、2009年10月29日のブログエントリー(記事)に書いた理由によりM-VAC療法(エムバック療法)です。2009年11月20日のブログエントリー(記事)に書いた第1回目のM-VAC療法(エムバック療法)の腫瘍マーカーのCA19-9及びCEA結果は、次のようにCA19-9は上昇し、CEAは下降しました。
【CA19-9(正常値上限:37U/ml)】
2009年11月19日 2,233(正常値上限の60倍)
2009年10月15日 1,349(正常値上限の36倍)
【CEA(正常値上限:5.0ng/ml)】
2009年11月19日 29.0(正常値上限の6倍)
2009年10月15日 40.2(正常値上限の8倍)
CEAが下降したことは、薬効があったと考えられます。
M-VAC療法(エムバック療法)のメトトレキサート、ビンブラスチン、アドリアマイシン及びシスプラチンのいずれの薬剤があったのか気になります。これまで14回受けたジェムザール及びシスプラチンの(GC療法)と薬が変更されたのは、メトトレキサート、ビンブラスチン、アドリアマイシンです。
尿膜管がんに対して前記の変更された薬剤が効果があった事例について海外のサイトを調べて、次の画像の米国国立医学図書館の生物医学系データベースのパブメド(MEDLINE)のPMID: 15575224 にUrachal carcinoma treated with neoadjuvant intra-arterial chemotherapy: a case report] [Article in Japanese](ネオアジュバント(訳注:術前化学療法)動脈内化学療法による尿膜管がん治療:症例報告)(1: Nat Clin Pract Oncol. 2008 Jan;5(1):55-8.)という日本語論文の英訳の抄録を見つけました。

この抄録を次のように仮訳しました。
〔ネオアジュバント(訳注:術前化学療法)動脈内化学療法による尿膜管がん治療:症例報告〕〔日本語論文〕
泌尿器科紀要2004年10月;50(10):713―6
ワタナベY、イトウS、ミツハタN
呉共済病院泌尿器科
43歳の男性は肉眼的血尿によって私たちのクリニックを訪問しました。超音波検査とコンピュータ断層撮影(CT)は膀胱頂部の腫瘍を示しました。経尿道的生検は高分化悪性腺腫を明らかにし、病期(ステージ)IIIAの尿膜管がんと診断されました。シスプラチン、アドリアマイシン及びアンジオテンシンIIによるネオアジュバント(訳注:術前化学療法)動脈内化学療法は実施され、腫瘍サイズの40%の縮小はこの療法の3週間後に観察されました。尿膜管がん一括切除は実施されました。拡大回腸膀胱形成は、膀胱能力を確保するために後で実施されました。アジュバント化学療法のUFT(訳注:テガフール・ウラシル(経口抗がん薬)(TS1))は、1年間与えられました。腹壁ヘルニアの膀胱結石切除と閉鎖は、術後合併症の根治的外科手術の10年後に必要とされました。患者は、局所再発又は遠隔転移の証拠なしで12年間生存しました。
出典:PMID: 15575224 [PubMed - indexed for MEDLINE]
●尿膜管がんの病期(ステージ)IIIAについては、2008年11月18日のブログエントリー(記事)の尿膜管がんの病期(ステージ)分類(シェルドン病期(ステージ)分類)を御覧ください。
●アンジオテンシンIIは、昇圧ペプチドで、がん病巣の血流を増加させ、抗がん薬が移行しにくくなる効果を狙ったものです。
●私の薬効は、前記の症例報告のアドリアマイシンがもたらしたのかもしれないと思いました。
●2007年4月から同年6月まで服用したUFT(訳注:テガフール・ウラシル(経口抗がん薬))の薬効は、私にはありませんでした。
≪尿膜管がんの各種文献についての過去のブログエントリー(記事)リンク集≫
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2008/06/24 Yahoo!カテゴリ登録 癌 >闘病記
【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
膀胱切除術(その4)
早期外科手術は多くの状況において最良
膀胱が摘出されたときに上皮がんの再発のみがあった患者の15年後の生存率は、外科手術後2年の追跡調査を受けた患者の生存率56%に比べると92%でした。
↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage67.htm
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