
2009年12月17日に通院して受けた尿膜管がんに対するM-VAC療法(エムバック療法)の薬効を調べる腫瘍マーカーの検査結果と同月8日の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の生体検査結果の報告です。
最初に、腫瘍マーカーのCA19-9及びCEAについて報告します。いずれも、次のようにやや下降しました。
【CA19-9(正常値上限:37U/ml)】
2009年11月19日 2,233(正常値上限の60倍)
↓
2009年12月17日 1,997(正常値上限の54倍)
〔参考〕
2009年10月15日 1,349(正常値上限の36倍)
2009年9月3日 351.7(正常値上限の9倍)
2009年5月21日 28.3(正常値の範囲内)
【CEA(正常値上限:5.0ng/ml)】
2009年11月19日 29.0(正常値上限の6倍)
↓
2009年12月17日 22.0(正常値上限の4倍)
〔参考〕
2009年10月15日 40.2(正常値上限の8倍)
2009年9月3日 21.9(正常値上限の4倍)
2009年5月21日 3.3(正常値の範囲内)
主治医は、二つの腫瘍マーカーがやや下降したことから、2回のM-VAC療法(エムバック療法)は効果があったと判断されました。奏功した理由は、最初の経尿道的生体検査で見つかった尿膜管がん以外の移行上皮がん部分にM-VAC療法が効いたことが考えられます。
この点については、2009年11月23日のブログエントリー(記事)の「治療の内容――尿膜管がん治療の大まかな流れ(患者と作る医学の教科書の尿膜管がんの原稿案)」に書いた「尿膜管がんは、膀胱がんの標準療法のM-VAC療法には反応しないことが多い。」とは異なることを自らの投薬により実証しました。珍しい病気に対する治療は、患者の同意のもとに行われる人体実験と言っても過言ではないでしょう。
この経験を同病患者と共有したいと思い、治療経過についてはブログで詳しく報告するようにしています。

次に、2009年12同月8日の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の生体検査結果について報告します。内科医の所見は、次のとおり「明らかな悪性所見はありません。」でした。
病理結果:1.Group I(No evidence of malignancy), Stomach, biopsy 2.Gastric metaplasia, no malignancy, Duodenum, biopsy
組織所見1.は異型のない胃底腺領域の胃粘膜が採取されています。粘膜下組織は採取されておらず、粘膜下に関しては言及できません。2.は炎症を伴う十二指腸粘膜が採取されており、一部にgastric-type epitheliumをみています。本材に明らかな悪性所見はありません。なお、粘膜組織は採取されておらず、粘膜下に関しては言及できません。
腫瘍マーカーの上昇に連動するかのように約3か月前から始まった胃痛及び不快感の原因は、胃の内部に新たな病変が生じたからではないかという不安は、2009年12月16日のブログエントリー(記事)に書いたように主治医から内科医所見を教えていただく直前が頂点でした。「明らかな悪性所見はありません。」という言葉を聞いたとき、不安は希望に変わると同時に、胃痛の原因が大変気になり、主治医に原因として考えられることを尋ねました。
主治医は、胃痛の原因は、腹膜に転移した尿膜管がんが胃を圧迫している可能性があるかもしれないが、現状では不明とおっしゃいました。
明らかな悪性所見はなかったけれども、尿膜管がんが腹膜に転移しているとすると、2008年5月10日のブログエントリー(記事)に書いた「予後告知とメイヨー・クリニックの尿膜管がん患者47名の症例による病期(ステージ)と生存期間の仮説」によれば、完治はありえず、余命は1・2年でしょう。
病理結果に一喜一憂し、希望と絶望の交錯を感じました。不確かな明日のことを思い悩むよりも、今日が最高の日であると思うようにしようと自分を奮い立たせました。
ちなみに、腹膜転移による上部消化管(胃)閉塞のため、2009年1月18日~同年2月13日に加療入院をしました。
当面の治療戦略として、M-VAC(エムバック療法)を継続することになり、2010年1月6日(水)~同月19日(火)の入院予約を入れてもらいました。また、胃薬としてガスターD、抗がん剤の吐き気止めとしてオランザピン(ジプレキサ)を処方してもらいました。
最後に、白血球検査結果は、次のとおりでした。
2009年12月17日 2.8×10^3/μL
ちなみに、健康な人の白血球の基準値は、3.6~9.6×10^3/μLです。
〔参考〕
2009年12月7日 3.5×10^3/μL
2009年11月9日 3.6×10^3/μL
2009年11月6日 3.5×10^3/μL
2009年11月5日 2.7×10^3/μL
なお、2009年12月17日のブログエントリー(記事)に書いた、前回の通院日から外来受診当日までの症状などについてまとめたA4サイズの報告書は、電子カルテにスキャンされました。
その後、会計に行き、支払窓口で支払った額の内訳は、次のとおりです。
診察料70点
医学管理等410点
投薬737点
検査170点
合計点数1,387点
負担金額(保険適用分)
4,160円・・・A
文書料1,300円・・・B
合計A+B=5,460円

御参考までにこれまでの腫瘍マーカー検査結果は、次のとおりです。
【CA19-9(正常値上限:37U/ml)】
2007年3月29日 1,825.0(診断時)
2007年5月7日 1,511.0
2007年6月4日 1,449.0
2007年7月4日 3,321.0
2007年7月10日 3,380.0
2007年8月17日 418.7
2007年9月28日 57
2008年1月7日 8.6
2008年2月7日 11.2
2008年2月21日 13.7
2008年3月6日 121.3
2008年3月25日 670.3
2008年4月2日 1,001.0
2008年5月8日 1,001
2008年6月12日 822.4
2008年7月19日 380.2
2008年10月2日 489
2008年10月26日 452.3
2008年10月30日 503.9
2008年11月21日 559.2
2008年12月19日 358.9
2009年1月16日 579.9
2009年1月26日 817
2009年2月26日 271
2009年4月9日 51.5
2009年5月21日 28.3
2009年6月25日 134.5
2009年7月14日 205.4
2009年9月3日 351.7
2009年10月15日 1,349
2009年11月19日 2,233
2009年12月17日 1,997
【CEA(正常値上限:5.0ng/ml)】
2007年3月29日 21.8(診断時)
2007年5月7日 13.4
2007年6月4日 11.6
2007年7月4日 22.1
2007年7月10日 21.4
2007年8月17日 3.5
2007年9月28日 1.7
2008年1月7日 1.2
2008年1月10日 1.2
2008年2月7日 1.3
2008年3月6日 1.6
2008年3月25日 2.6
2008年4月2日 3.0
2008年5月8日 2.3
2008年6月12日 2.1
2008年7月19日 2.5
2008年12月19日 20.4
2009年1月16日 76.7
2009年1月26日 76.7
2009年2月26日 10.1
2009年4月9日 2.6
2009年5月21日 3.3
2009年6月25日 16.2
2009年7月14日 24.4
2009年9月3日 21.9
2009年10月15日 40.2
2009年11月19日 29.0
2009年12月17日 22.0
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2008/06/24 Yahoo!カテゴリ登録 癌 >闘病記
【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
尿マーカー(その4)
FISH(訳注:蛍光in situハイブリッド形成法(染色体上の特定遺伝子配列の局在を蛍光色素で標識した探査用物質により検出する方法))―
↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage195.htm
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