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  2008年03月28日 1年後の運命

 昨年(2007年)の今ごろ、私は職場で渡米送別会を行ってもらい、荷物を送り出し、関係先や近所の方へのあいさつ回りをしていました。

 このころの体調は、1日に数回便意があるのに便が出ないという便秘状態が3週間ほど続いていました。このため、長時間のフライトや渡米後に街角でトイレを探すことがアウェーともいえる場所では大変だと心配になりました。
 こうしたことから、渡米の8日前にかかりつけ医(ホームドクター)に診てもらいました。かかりつけ医(ホームドクター)は、渡米分を含めて整腸剤と下剤を2か月分処方し、2錠が上限の下剤をまず1錠飲み、効かなかった場合は2錠飲み、様子を見るという診断をしました。

 これを数日間試みても全く効果がありませんでした。このため、かかりつけ医(ホームドクター)の病院に行って、詳しく調べてもらうよう依頼し、最初に肛門の触診を受けました。すると、かかりつけ医(ホームドクター)医は真っ青になり、総合病院の外科部副院長へ電話予約をされました。すぐに点滴を投与され、昼食を食べずに紹介状を持って総合病院に行きました。

 総合病院に昼過ぎに到着し、最初は大腸関係の外科で診察を受けました。渡米を五日後に控えていたので急いで診てほしいと言うと、急患扱いで特別に検査を受けることができました。そして、どうも膀胱腫瘍らしいということが夕方に分かりました。その後、点滴を夜まで受けました。この間に人事課や関係者への連絡、配送荷物のキャンセルなどをベッドでこっそり携帯電話で行いました。

 点滴などを夜までかかって受け、帰宅したのは22時ごろでした。
 翌日の午前中に泌尿器科で膀胱鏡検査を受けると、膀胱腫瘍は間違いないことから即入院するよう指示され、2007年4月4日に入院しました。
 From Heaven to Hell(天国から地獄へ)を実感しました。結局、渡米のための辞令は出ず、2007年4月中旬に非常に珍しい尿膜管がんの診断を受け、渡米は断念しました。人生の分かれ道とは、このことです。

 入院中に持ち込んだパソコンを使ってインターネットで何時間もかけて尿膜管がんの情報を探しているるうちに、米国国立がん研究所が公認するBladder Cancer WebCafe((膀胱がんウェブカフェ)英語)(注:Bladder Cancer WebCafeを閲覧する場合は、インターネットエクスプローラのメニューバーの「表示」-「エンコード」で「Unicode(UTF-8)」を選択してください。)にたどりつき、サイト運営者のウェンディ・シェリダンさんの翻訳公開許諾を得て、同サイトの仮訳サイトを2007年5月から公開することになりました。
 そして、入院した日の約1年後に、次の写真右側のオランダのアムステルダムに在住する膀胱がんウェブカフェのサイト運営者のウェンディ・シェリダンさんにお会いしました。

 ガンファイターとウェンディ

 まさかこんな日が来るとは、1年前には想像したこともありません。私は運命をこれまで信じたことはありませんでした。しかし、ひょっとするとこれが本当の運命なのかと思うようになりました。それと、偶然なのか、必然なのかは分かりませんが、行動に移さない限りは、実現できないこともあると思いました。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 ウェブカフェホーム
 あらゆるがんという診断は、人生の重要な別れ道となります。この膀胱がんに特化したウェブサイトの目的は、あなたが答えを見つけるのに役立つこと、いくつかの恐れを和らげ、希望を強くし、あなた及びあなたの愛する人たちが困難な旅における最善の道を見つけるのに役立つことを目的としています。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage10.htm

投稿者 fight : 21:02 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2008年02月29日 うるう月

 4年前のうるう月に何をしていたのかさっぱり思い出せません。
 しかし、2001年から情報携帯端末(PDA)でスケジュール管理をしていたので、これをチェックすると、2004年2月29日(日)は同月27日(金)に東京で開催された会議に出張したついでに、そのまま東京に滞在して六本木ヒルズなどに行っていました。
 ちなみに、次のURLは2004年の主な出来事をまとめたものです。

 http://d.hatena.ne.jp/keyword/2004%c7%af

 振り返ってみると、このころは健康には全く問題はありませんでした。その数年前に鮮血の血尿があって、かかりつけ医経由で総合病院の泌尿器科でエックス線検査等やエコー検査をしたところ特に問題はなく、結石と診断されました。
 水をたくさん飲み、石が尿と一緒に自然に排出されるのを待ってくださいと言われ、大量の水を数日間飲んでいるうちに血尿はなくなりました。
 
 その後は、たまに薄い血尿があったものの人間ドックで引っかかることは全くありませんでした。
 こうなると、昨年の尿膜管がんの診断されるていどにまでがん細胞が成長していた期間は、この数年間だったのではないかと分析しています。

 今さら振り返ってもどうすることもできませんが、40歳以上の場合は、どんな血尿だろうとがんを疑って総合病院で検査を受けたほうが良いというのが実感です

 次の画像は、昨日紹介したフィリップ・セスのサイト(英語)でPRしていたStorytellerは1991年のアルバムです。

 ストーリィテラー

 iTunes Storeで購入したところ、StorytellerとGalaxityが良かったです。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 「7化学発がん予防│代替医療」を更新しました。翻訳を見直しました。

 もし、補完医療・代替医療の概念の知識を欠く又は賛成しない保守的な医師が依然としているならば、一般の人々は自分自身のためにそれを捜し求めることをためらっていないようです。がんと闘うためのサプリメント(栄養補助食品)、食事の介入(訳注:介入とは疾病の進行の阻止・緩徐や健康の改善のためにとる手段です。)、 薬草療法又は「免疫強化」といった接近方法は、がん闘病者によってよって探究された道のいくつかです。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage156.htm

投稿者 fight : 21:40 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007年12月22日 ブログ開始前の出来事~最初の診断

 幸運にもメリット(MELIT)でブログを開始することができた日は、最初の診断から約3か月後の2007年7月6日でした。2007年7月6日以降のブログエントリー(記事)には闘病生活を主に書いていたことから、膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんの診断に至る経緯を詳しく書いていませんでした。
 退院したので、この1年余りのことを整理しようと思い、診断に至るまでの出来事を少し書いてみます。

 2007年3月に同年4月から2年間の渡米勤務の内示が出ました。長期渡米予定だったので、歯科医や気になる老眼などを診てもらえる病院やクリニックへ行きました。このころ、1日に何回か便意があるのに便が出ないという状態が続きました。インターネットでこの症状を調べていると、大腸がんの疑いがあると書いてあったので、ひょっとするとがんかもしれないと心配になりました。

米国旗

 しかし、就労ビザ取得や現地での不動産契約などの渡米の準備も大変忙しく、また、時差のため深夜に電話することがあったりして生活が不規則になっているので、便秘がちになっているのではないかと勝手に思っていました。結局、便秘については、最後の最後まで後回しにしていたのです。
 2007年3月後半には、就労ビザを取得し、現地の賃貸マンションの契約も済ませ、送付する荷物の箱詰めも終わり、職場での壮行会もやってもらいました。

 いよいよ出発の1週間前に便秘が気になるので、ホームドクターの病院で下剤や整腸剤を2か月分ほどもらうついでに、念のため詳しく検査してもらおうと思って数日間通院しました。
 最初は、単なる便秘と思っていたホームドクターも、数回目の診察のときに念のため肛門及び直腸部分の触診をされました。すると肛門用の内視鏡で確認の上、直腸の周りを何かが圧迫している、当院では直腸・大腸用の内視鏡がないため精密検査はできないが、市内の総合病院の副院長を良く知っているので、直接予約を入れるから午後に精密検査を受けるようにという診断でした。
 ホームドクターは検査結果が出るまで渡米を延期したほうが良いと言われ、すぐに点滴の処置と血液検査を行われました。そのときは、長期の渡米なので、念のための検査くらいにしか思っていませんでした。

 2007年3月29日(木)に昼食をとらずに総合病院へ行きました。
 急いで受付を済ませると、事前の予約に拘束されないフリーの副院長(外科)が急患扱いで検査を行ってくれました。大腸内視鏡検査の結果、大腸がんではないことが分かりました。便秘をしている状態での大腸内視鏡検査は苦しいもので、息は荒くなり、冷や汗を流しながら検査を受けたことを今も覚えています。終了後、憔悴(しょうすい)し、生まれて初めて車いすで運んでもらいました。

車いす

 その後のCT(コンピューターX線体軸断層写真)走査、超音波及び腫瘍マーカーの検査結果を見られた副院長が泌尿器科の医師に内線電話をして、腫瘍マーカーCA19-9が異常高値で膀胱腫瘍ということはあるのかと確認されました。副院長が内線電話でそういうこともあるんだとおっしゃっているのが聞こえました。この言葉を聞いて、私の心臓の鼓動が大きくなっているのが分かりました。
 副院長は受話器を置いてから、どうも膀胱に腫瘍ができていると思われるが、悪性なのか良性なのかを確認するための精密検査をする必要があるので、渡米を延期するようにと私に告げらました。

 米国行きの飛行機に乗る五日前に、予想もしない臓器についての突然の告知です。
 このときの自分の気持ちや経験は、膀胱がんウェブカフ(仮訳)の次の箇所が代弁しています。
 

 物事は突然冷たく又は遠くなったと感じるかもしれず、色と音は空気が抜けたか、異なるか又はずっと遠くにあるようであるかもしれません。まさしくそのフロアは私たちの足元で安定している感じがしないかもしれません。安全及び人生の予測可能性について何かが変わったという突然の深い意識が起こるかもしれません。私たちは、本当は正しく聞こえなかったと思うかもしれません。このことはどのようにあり得るのでしょうか。どのようにこれは起こり得るのでしょうか。それは多くのことが頭をめぐる秩序を乱す時間、沈黙及び透明の瞬間又は無感覚状態の時間であり得るかもしれませんが、最初の考えと情報の一見して粉々に壊れた断片が後ほど分類されなければならないでしょう。
 ↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage123.htm

 (次は前記仮訳の原文です。)
 Things may suddenly feel cold or distant, colors and sounds may seem flat, different or far away. The very floor may not feel stable under our feet. There may be a sudden profound sense that something has changed about the safety and predictability of life. We may feel that we have not really heard right. How can this be? How can this have happened? It can be a disorganizing moment, with a lot of thoughts flooding in, or a moment of silence and clarity, or a time of numbness, where those initial thoughts and seemingly fragmented pieces of information will have to be sorted out later.

 出典:http://blcwebcafe.org/eolissues.asp

 処置室で点滴を打たれながら、院内で禁止されている携帯電話でこっそりと人事課と職場に診断結果を報告したときは、これで終わったという思いで打ちひしがれました。
 2年間の米国勤務というまばゆいばかりの閃光(せんこう)のキャリアは、一瞬の夢か幻になりました。渡米準備のために買いそろえたガイドブックを読み、含まらせた夢や希望はシャボン玉の泡のようにはじけて消えました。

 その後の経尿道的膀胱腫瘍切除術及び病理学検査結果は、残念ながら、私の夢、希望及び期待を打ち砕く最悪の結果だったのです。
 それから、約3か月後にメリット(MELIT)でブログを開始しました。

 なお、便秘の原因は、後日病名が確定した膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がん浸潤し、直腸を圧迫していたからでした。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 サイトの使命を更新しました。
 Bladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)への寄附方法が、ペイパルのインターネット決済のみになりました。
 なお、2008年1月4日に銀行送金が加わりました(2008年1月4日追加)。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage3.htm

 ペイパル(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/PayPal

 念のために前記は膀胱がんウェブカフェへの寄附をお願いするものでも強要するものでもありません。

 ペイパルの寄附の入力画面は日本語に対応しておらず、英語なので敷居は高いです。
 そうはいうものの、メリットでも寄附を募っていたことを思い出しましたが、ペイパルのような送金システムは便利だなと思います。

投稿者 fight : 09:31 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2007年11月28日 1年前の人間ドック

【第7クール13日目報告】
 昨日、久しぶりに日中外出しました。外はカゼ菌がうようよしているのでマスク着用です。病室に戻ると、かなりの疲れを感じて、1時間ほど寝ました。
 入院するといろんな筋力が落ちますが、腹腔鏡検査をしてからは腹筋が弱くなりました。夜はぐっすりと眠れ、朝起きると、腕や腰の筋肉に疲労感を覚えました。体力は落ちていると実感しました。

【人間ドック】
 ちょうど1年前(2006年11月28日)に人間ドックを受けました。
 便秘が原因で2007年4月から入院することになったので、振り返れば、毎日あった排便は2006年の今ごろから週3回程度になっていました。
 しかし、このときの人間ドックの結果は、何の問題もありませんでした。
 そして、人間ドックでは膀胱そのものは全くチェックしません。私が受けた人間ドックには、腫瘍マーカーは検査項目にありませんでした。けれども、このときこれを調べれば、何らかの兆候があったのではないかと悔やまれます。
 今さらですが、人間ドックでの腫瘍マーカー検査について調べた結果は、実施機関ごとに腫瘍マーカ検査の取扱いが異なっており、追加料金を支払って腫瘍マーカー検査を受けることができる場合があるということです。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 略語、医学用語及び用語
 電子メール及びメッセージ・ボードの俗語などを訳しています。
 ↓
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage59.htm

投稿者 fight : 07:01 | コメント (0) | トラックバック (0)
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