2008年8月25日のブログエントリー(記事)に、次の画像がロゴマークのM.D.アンダーソンがんセンター提供のウェブキャスト「患者の力」のことを書きました。

「患者の力」関連のM.D.アンダーソンがんセンターのサイトを調べていると、下の写真のアシシュM.カマット医学博士・M.D.アンダーソンがんセンター泌尿器科准教授と前M.D.アンダーソンがんセンター泌尿器腫瘍プログラム特別研究員ワシム・カソウフ医学博士(訳注:写真はありません。)の「ビタミンの膀胱がん治療に与える影響」という記事(英語)を見つけました。

アシシュM.カマット医学博士は、米国国立がん研究所が公認する患者運営サイトBladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)http://blcwebcafe.org/(英語)の顧問です。ちなみに、私はアシシュM.カマット医学博士にお会いしたことはないのですが、膀胱がんウェブカフェの運営者のウェンディ・シェリダンさんを通じてこの医師から2008年3月31日のブログエントリー(記事)に書いたようにセカンドオピニオンを得ました。
ビタミンの膀胱がん治療に与える影響の記事の趣旨は、「ビタミンCとビタミンK3は、乳がん細胞とほかの充実性悪性腫瘍に対して組み合わせて使われるときに重要な抗腫瘍活動を示しました。」ですが、記事全文を次のように仮訳しました。
ビタミンは膀胱がん治療に影響を与えます。
ビタミンC、ビタミンK3は化学療法の効果を最大化します。
最近の研究において、研究者は膀胱がんにおけるビタミンC及びビタミンK3の抗腫瘍効果を評価しました。彼らはまた、膀胱腫瘍を化学療法に対して感受性を高めるためにビタミンを併用する可能性を見出しました。
結果の重要性
転移性尿路上皮膀胱がんは一般に全身化学療法の様々な組み合わせによって治療されます。しかしながら、遠隔転移性膀胱がんのほとんどの患者は利用可能な最も効果的なレジメン(訳注:投与する薬の種類や量、方法などを時系列で細かく示した治療計画書)による治療にもかかわらず1・2年で亡くなっています。
膀胱がん治療の結果を改善するために、化学療法をより効果的にする非中毒性の薬剤は必要です。
背景
尿路上皮膀胱がんは、米国では、男性の中で4番目に最も一般的な充実性悪性腫瘍で、女性の中で9番目に最も一般的な悪性腫瘍です。2004年に米国の12,000名を超える人々がこのがんで亡くなりました。
研究者は、膀胱がん治療において見込みのある一定のビタミンを調べています。出現する一連の科学的根拠(エビデンス)は、がん治療のためにビタミンCとビタミンK3を結合することの恩恵を示しました。
「ビタミンCとビタミンK3は乳がん細胞とほかの充実性悪性腫瘍に対して組み合わせて使われるときに重要な抗腫瘍活動を示しました。」と前M.D.アンダーソンがんセンター泌尿器腫瘍プログラム特別研究員ワシム・カソウフ医学博士及びアシシュ・カマット泌尿器科准教授は言います。「ビタミンのこれらの生物学上の効果は私たちの興味を引きました。」
ビタミンCは、メラノーマ(訳注:メラニン色素沈着細胞からなる腫瘍)、神経芽(細胞)腫(訳注:神経冠(neural crest)に由来する悪性腫瘍で、そのうち交感神経節細胞ないし副腎髄質細胞に分化する途上で腫瘍化したもの(小児に発生する固型腫瘍の最も代表的なもの))及び類表皮がん(訳注:細胞が表皮のように特殊化したもの)を含むいくつかの種類のがん細胞に対して効果的であると知られている酸化防止剤(訳注:酸素の作用による劣化を抑制するために添加する物質(β‐カロチン、ビタミンC、α‐トコフェロール、BHA、BHTなど))です。
ビタミンK3は肺がん、大腸がん及び子宮頸がんの治療において将来性を示しました。
研究の方法
実験室で、科学者は膀胱がん細胞への次の物質について効果を調査しました。
ビタミンC
ビタミンK3
ビタミンC及びビタミンK3
ゲムシタビン
ビタミンC及びビタミンK3を伴うゲムシタビン
研究者たちはまた4週間、次のいずれか一つをマウスに注入しました。
塩類(塩水)
ビタミンC及びビタミンK3
ゲムシタビン
ビタミンC及びビタミンK3を伴うゲムシタビン
主要な結果
2006年10月の泌尿器学ジャーナルの中で発表されたこの研究は、ビタミンC及びビタミンK3を伴うゲムシタビンが同時に使われるときに膀胱がん細胞に重要な影響を及ぼすことを示しました。組み合わせはまた細胞レベルで膀胱がんに対してゲムシタビンの有効性を高めます。
実験室で、次のがん細胞の割合は減じられました。
ゲムシタビン並びにビタミンC及びビタミンK3は32%
ゲムシタビンは5.3%
ビタミンC及びビタミンK3は15.8%
次は何か。
更なる研究は、正確にどのようにビタミンC及びビタミンK3が膀胱がん細胞の中で作用するかを明確にするために行われています。
「これらの臨床のデータは、ビタミンC及びビタミンK3が膀胱がんにおいてゲムシタビンを基本とする化学療法の効力を強化する手段と考える科学的根拠(エビデンス)を提供します。」とカソウフ医学博士は言います。
情報源
膀胱がん(M.D.アンダーソンがんセンター)
泌尿器学腫瘍学(M.D.アンダーソンがんセンター)
膀胱がん(米国がん学会)
膀胱がん(米国国立がん研究所)研究摘要(泌尿器学ジャーナル)
出典:http://www2.mdanderson.org/cancerwise/
●ビタミンK3について、調べると次のとおり日本での使用は中止されていました。
ビタミンK1及びK2は、大量に与えられた時でも毒性がないことが報告されています。しかし、合成品であるビタミンK3は人体に悪影響を与えます。そのため、ヒトに対して、ビタミンK3の使用は中止されています。
出典:「健康食品」の安全性・有効性情報
●膀胱がんウェブカフェ(仮訳)の「7化学発がん予防│ビタミン及び酸化防止剤」には、化学療法・膀胱切除術の間におけるビタミン使用の賛否両論を取り上げています。前記の「ビタミンは膀胱がん治療に影響を与えます。」を裏付ける実験は、日本では使用が認められていないビタミンK3を使用する動物実験の成果です。
●さらなる実験により膀胱がん治療の効果を増強するビタミンについての研究成果を期待します。
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2008/06/24 Yahoo!カテゴリ登録 癌 >闘病記
【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
ビタミン及び酸化防止剤(その3)
酸化防止剤は、化学療法・膀胱切除術の患者に関係しますか?
化学療法の間における酸化防止剤の使用についていくつかの戸惑いがあります。多くの情報源は、あなたに酸化防止剤ががんと闘うことに役立つであろうと言うであろうし、メドライン(訳注:医学分野で世界最大の文献データベース。1966年からNLM(米国国立医学図書館)でデータ収集が始まり、現在毎月約3万件の文献が新たに追加されており、現在では、米国を中心に約70か国から900万件を超える文献が収録されています。 インターネットで利用できます。) の検索は、これが真実であることを示唆する多数の研究を検索結果として表示するでしょう。しかしながら、最近、腫瘍学者は化学療法又は放射線治療の間の酸化防止剤使用によって生ずる可能性がある危険に関する理論化を始めました。
↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage102.htm
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