2011年第1回入院の18日目です。
昨日(2011年1月29日)の体温は、日中が37度、夕方が37.8度でした。シャワーも清拭もせずに安静にしていました。

さて、当ブログ運営主体のMELIT医療情報リテラシーの「リテラシー」は「読み書きの能力」です。私は、ブログ運営主体の理念に沿うよう、リテラシー関連としてヘルスリテラシーの話題を2011年から書き始めました。といっても、入院中であり、外出して取材し、がん患者の話を聞く又は図書館に行くことはできません。
こうしたことから、病室に持ち込んだモバイルWiMAX(モバイル ワイマックス)内臓のパソコンによるインターネットで収集した情報のまとめくらいしかできていません。
ここからは、2011年1月25日のブログエントリー(記事)に引き続き、米国保健社会福祉省疾病予防・健康増進室のサイトにあるヘルスリテラシーオンラインの「私たちが限られた読み書き能力のウェブユーザーについて知っていること。」を紹介します。これは長文なので、あらかじめ次の7項目の解説であることをお知らせします。
・ 意思及び能力
・ ざっと読む代わりに走り読み
・ 検索困難
・ 画面中央への集中
・ すぐに動揺
・ 限られた作業記憶
・ 単純ナビゲーション(訳注:ユーザーが目的へたどり着けるように手助けする機能)
「私たちが限られた読み書き能力のウェブユーザーについて知っていること。」を次のように仮訳しました。
私たちが限られた読み書き能力のウェブユーザーについて知っていること。
限られた読み書き能力の成人は、ウェブで探す研修及び経験がほとんどありませんでした。彼らがウェブサイトを通して動くとき、彼らはページの内容を読むこととだけでなく新しい情報を記憶し、管理することに苦労します(4)、(5)、(12)。
限られた読み書き能力のユーザーのいくつかの重要な特徴及び共通の行動は、彼らがどのようにウェブサイト上の行動に影響します。
以下の特徴の多くはすべてのウェブユーザーに共通です。ただし、それらが起こる程度は、限られた読み書き能力のユーザーにより大きくなります。
意思及び能力
最も重要なこととして、私たちは、限られた読み書き能力のユーザーが一般に次のとおりであることを知っています。
・ 健康情報を手に入れるため進んでウェブを使用
・ ウェブサイトが良くデザインされるときの彼らのウェブサイト使用成功(4~6)
通常、不十分にデザインされたウェブサイト――限られた読み書き能力の者よりも多くの者――は、ユーザーのオンラインの挑戦に貢献しています。
単純なサイト内の各コンテンツを案内するためのメニューと明確なコンテンツは、限られた読み書き能力の成人がウェブサイトについての健康情報を見付け、理解し、使うのに役立ち得ます。
ざっと読む代わりに走り読み
ほとんどのウェブユーザーは読む前に、ウェブページを走り読みし、ざっと読みます(7)、(13)。彼らは、1ページの最初のいくつかの言葉又は文を読み、それから探しているものを見つけるまで見出しの残り及びページの箇条書きの傍点リストをざっと読むかもしれません。
限られた読み書き能力のユーザーは、ウェブページについての情報を把握し、管理するために見出しと小見出しをざっと読むのに苦労します。代わりに、これらのユーザーは、以下の一つをする傾向を持っています。
・ ページのすべての言葉を読みます。
・ 量が多い文章のかなりを走り読みします。
・ 内容を読む代わりにリンクをクリックすることを始めます(4)、(5)、(14~17)。
一つの見出しから次に飛ぶ代わりに、限られた読み書き能力のユーザーは1ページ又は段落の中間の中央でさえ飛ばし読みし、到達し得ます(4)。
分かりやすい言葉で書かれた短い単独部分の文章のウェブサイトは、限られた読み書き能力の成人にとって、情報を見付け、読んだものを吸収し、記憶することをより容易にし得ます(4)、(12)、(14)、(15)、(18)。実際、一つの研究は、限られた読み書き能力のユーザーが3行以上の文章を含む段落を省略することを発見しました(15)。
→短い量の文章及び傍点リストの使用
検索困難
限られた読み書き能力のユーザーは、検索を避けます。代わりに、ユーザーはアルファベット順のリスト(たとえ、それが長いものであっても)を使って見出しを拾い読みすることを好みます(4)、(16)、(19)。彼らが検索機能を使うとき、彼らは用語の検索のスペルを綴ることが困難かもしれません(4)、(5)、(16)、(19)。
→あなたのサイトをデザインするとき、検索機能及び「AからZまで」リストなどのコンテンツを拾い読みする別の方法の両方を含めてください。検索ボックスの中のスペルミスを必ず補い、1ページの結果の表示数を制限してください。
画面中央への集中
限られた読み書き能力のユーザーに関する調査研究は、彼らが狭い視野の傾向があることを示しています(4)、(5)、(12)、(15)、(18)、(20)。これらのユーザーが1ページを通読したとき、彼らは、内容の上、下又は彼らの注意の焦点側に気付きそうにありません。右端のリンク及びコンテンツは、しばしば広告と間違われるか無視されます(12)、(20)。
さらに、限られた読み書き能力の多くのユーザーは、スクロールしません(4)、(5)、(18)、(20)。これは、彼らが画面中央のコンテンツを見ているだけであること意味します。
→ページが表示されたときのスクロールせずに閲覧可能な領域の上に重要な文章を置くことは、可能なときに重要です。「ページが表示されたときのスクロールせずに閲覧可能な領域」は、文章が画面に納まり、スクロールせずに読むことができることを意味しています。
→左と中央のナビゲーション(訳注:ユーザーが目的へたどり着けるように手助けする機能)要素だけを使ってください。
すぐに動揺
文字の詰まった文、小さなフォントサイズ、余白のコンテンツ、複文及び余りにも多くのリンクは、限られた読み書き能力のユーザーを動揺させ得ます。結果として、ユーザーは、重要な内容を飛ばすか、しばしば、不完全又は漠然とした情報を不満足ながら受け入れ、早々と検索を諦めるかもしれません(4)、(7)、(12)。
余りも多くの文章が1節の中に含まれているか、ページに十分な空白がないならば、平易な言葉で書かれた内容さえ動揺を与えるかもしれません。
→ページにはっきりと内容を表示し、乱雑さを避けてください。
限られた作業記憶
多くの高齢成人を含む限られた読み書き能力のユーザーは、より強い読み書き能力のユーザーよりも早く「情報過多」に達します。限られた読み書き能力の者は、前のページの内容を覚えている可能性は低く、前後のページをほとんど見ません(4)、(15)、(16)、(18)。結果として、あなたは、ユーザーを順応させる、又は意味を画面のテキストに追加するための文脈に頼ることができません。
一つの研究において、限られた読み書き能力のユーザーは、ウェブツールの中に彼らの年齢と性別を入力するよう促されました。彼らが結果を見たとき、多くのユーザーは、前の画面の上に入力した結果のページとデータを関連付けるのに苦労をしていました(15)。
→ユーザーの限られた作業記憶を補うように、独立して作動する明確で単独のヘッダ(訳注:文書においてページ上部にある本文とは別の領域)とセクション(訳注:文章を書く範囲)を使ってください。サイト上でユーザーを順応させるために、多くの視覚的手掛かりを含めてください。
単純ナビゲーション(訳注:ユーザーが目的へたどり着けるように手助けする機能)
限られた読み書き能力のユーザーは、しばしばウェブを使った経験が豊富ではありません。彼らは、ボタン及びリンク又はパンくず(訳注:ウェブサイトの中のそのページの位置を、階層構造の上位ページへのリンクのリストで簡潔に記述したもの)をクリックして、ドロップダウンメニューなどの共通のナビゲーション要素――そして、しばしば、無視しても良い――に不慣れであるかもしれません(5)、(12)、(15)、(18)、(20)、(21)。
「パンくず」(訳注::ウェブサイトの中のそのページの位置を、階層構造の上位ページへのリンクのリストで簡潔に記述したもの。)は、ページの一番上近くで見つかり、次のように見えます。
ホーム>健康な生活のクィックガイド>栄養及びフィットネス
一つの研究において、どのようにホームのページに戻るかを示された後にさえ、限られた読み書き能力のユーザーはサイト上の違うページから作業を繰り返すのに苦労をしていました(18~20)。
限られた読み書き能力のユーザーの諸研究は、線を付けた(番号が付けられた)ページによって、彼らが簡単なタブを付けられたナビゲーション(訳注:ユーザーが目的へたどり着けるように見出しにより手助けする機能)によって成功を収めることに気付きました(16)、(17)。
→可能なときはいつでも番号を付けられたページと「前へ」と「次へ」ボタンなどの明らかなステップ・バイ・ステップのナビゲーション(訳注:ユーザーが目的へたどり着けるように手助けする機能)を使ってください。
出典: http://www.health.gov/healthliteracyonline/know.htm
●上記の「作業記憶」をインターネットで調べると、次のようなことが分かりました。
作業記憶(ワーキング・メモリー)って何?
作業記憶(ワーキング・メモリー)という概念を最初に提唱したバドレーBaddeley(1986)によれば、作業記憶とは「理解、学習、推論など認知的課題の遂行中に情報を一時的に保持し操作するためのシステム」です。ちょっと分かりにくい言い回しですが、要するに、ものごとを考えるときに使う記憶ということです
出典: http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/45-2/index-45-2.html
ワーキングメモリの容量
ワーキングメモリは、一般に容量に限界があると考えられている。短期記憶に関する容量限界の定量化としては、Miller(1956年)による「マジカルナンバー7±2」がある[7]。この論文によれば、記憶すべき要素が何であれ(数字、文字、単語、その他)、若者が記憶できる量は「チャンク」と呼ばれる塊りで約7個であるとされた。その後の研究で、容量はチャンクの種類に依存し、数字なら約7個、文字なら約6個、単語なら約5個であることが分かってきた。
出典:ワーキングメモリ - Wikipedia:
●「限られた読み書き能力の多くのユーザーは、スクロールしません。」に基づけば、ブログエントリー(記事)もスクロールしないように簡潔明瞭に書くべきです。
ちなみに、当ブログは、冗長なブログエントリー(記事)や長い引用文があります。今後は、ブログエントリー(記事)の上部に要点を書くように心がけることにしました。
●「私たちが限られた読み書き能力のウェブユーザーについて知っていること。」は、意外なことが多いように思えます。これを知っておけば、次の使いやすい健康ウェブサイトのライティングとデザインのための六つの戦略のイメージを思い描くことができそうです。
戦略1 あなたのユーザーと彼らの目標について学んでください。
戦略2 実行可能な内容を書いてください。
戦略3 ページにはっきりと内容を表示してください。
戦略4 内容を系統立て、ナビゲーション(訳注:ユーザーが目的へたどり着けるように手助けする機能)を簡素化してください
戦略5 対話型コンテンツによってユーザーを引き付けてください。
戦略6 あなたのサイトを評価し、改訂してください。
後日のブログエントリー(記事)に「ユーザー中心デザインの簡単な入門」の仮訳を紹介します。
≪関連ブログエントリー(記事)≫
2011年1月25日 ヘルスリテラシーオンラインの調査研究の注意事項
2011年1月22日 専門用語:リテラシーとヘルスリテラシー(米国ヘルスリテラシーオンライン)
2011年1月16日 ユーザビリティの原則の確立(米国ヘルスリテラシーオンライン)
2011年1月14日 使いやすいウェブサイトをデザインする理由(米国ヘルスリテラシーオンライン)
2011年1月11日 使いやすいウェブサイトのライティング・デザインガイド(米国ヘルスリテラシーオンライン)
2011年1月6日 ヘルスリテラシーオンライン(米国保健社会福祉省の市民向け健康サイト)
■翻訳精度については細心の注意を払っておりますが、その情報の正確性、通用性、完全性について、明示的であれ黙示的であれ、いかなる責任を負うものではなく、保証をするものではないことを御了承ください。また、内容に関する正確な情報を得るためには、必ず原文を御確認ください。
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2008/06/24 Yahoo!カテゴリ登録 癌 >闘病記
【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
膀胱がん組織学―希少な腫瘍(その4)
希少な膀胱腫瘍のために化学療法を使用する臨床試験
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