2011年第4回入院の十日目です。

入院生活は長引き、筋力は弱り、歩くことは面倒になってきました。腹痛は医療用モルヒネで抑え、飲食は中止です。こんな状況になると、趣味のジャズやスムーズ・ジャズ鑑賞をするとき、短いかもしれない残された人生で聴いたことがない曲や演奏は無理をしてでも聴かないといけないという焦燥感が強まり、あとどれくらい音楽を聴けるのだろうかと嘆くことがあります。
入院中であるにもかかわらず無理をして音楽鑑賞をした記録として、2011年4月3日及び同年5月4日のブログエントリー(記事)に書いたジャズ・ライブ・ハウスでの米国在住ジャズ・トランぺッターの同年5月7日の公演鑑賞を報告します。
2011年4月にジャズ・ライブ・ハウスの演奏スケジュールを見ていたとき、ベテランの米国在住ジャズ・トランぺッターが米国及び当地のミュージシャンと公演することを知りました。このトランぺッターの名前とグラミー賞受賞経歴は知っていたけれども、オリジナル曲やライブ演奏は聴いたことはありません。略歴の「事故やがんを克服し、奇跡のカムバック」を読み、体調が悪くても鑑賞しようと入院前に決めました。
当初は、病院から一時帰宅し、夜の公演を鑑賞する予定にしていました。しかし、この数日間で、がん性腹膜炎が悪化し、腹痛が増し、熱も出ていたので、主治医から一時帰宅は差し控えるように言われました。このため、病院からの一時外出許可を取ることにしました、多くの看護師が、こんな体調なのに外出して大丈夫ですか、何かあればすぐに戻ってきてください、念のため痛み止めの医療用モルヒネを持参してくださいと心配してくれましたが、妻が一緒だと知ると安心されたようです。
外出時間は、2011年5月7日17時30分~21時15分でした。この間は、24時間対応の高カロリー輸液を外し、身軽にしてもらいました。病院を出発しようとしたとき、吐き気があり、トイレで大量の空気と胆汁を吐きました。

妻に引っ張ってもらって何とか到着したジャズ・ライブ・ハウスは、ほぼ満員(約50名)でした。主な観客は、50代以上の男性、40~60代女性でした。ライブ・チャージとは別に注文する飲み物は、妻がジーマ、私がノンアルコール・スパークリングワインにしました。1週間前(2011年5月1日)にこの店に来たときは、アルコールを飲み、鶏の唐揚げやピザを食べていたのに、絶飲食となったことにがっかりしました。
注文したノンアルコール・スパークリングワインは、一口しか飲みませんでした。けれども炭酸は、弱った体にはかなりの刺激があり、むせました。病状は、倍々ゲームのように悪化していることを実感しました。
公演は、バンドリーダー(トランぺッター)のトランペットの音色、リズム、アドリブを最大限に活かせるようにし、オリジナル曲では音楽観を、スタンダード曲では解釈を伝えることに重点を置いていました。地元の女性ボーカルが客演し、ソウルフルな歌唱をしました。トランぺッターの奏でる音色からは、事故や病気があったことは全くうかがわれず、力強さを感じました。ライブ鑑賞は、単調な闘病生活に彩りと活気を与えてくれました。
公演を全部聴くとなると、病院の門限である消灯時間を超えてしまいます。大変名残惜しかったのですが、公演途中で店を出て、タクシーで妻と病院に戻りました。
妻に支えられながら静まり返った病室に到着したとき、再び、大量の空気と胆汁をトイレで吐きました。そして、3・4時間ごとに空気と胆汁を吐いていることに気付きました。パジャマへの着換えを妻に手伝ってもらってから、看護師に病室に戻ったことを報告すると、御無事で何よりですと言われました。看護師は、消灯前に高カロリー輸液と抗生物質の点滴をしてくれました。
一方では人生は思うようにならない、どうせ死ぬのであれば、最後の演奏まで聞けばよかったと後悔し、他方では入院生活なので治療優先は当たり前だと考え直しました。主治医が、私の体調不良を知った上で一時外出を許可してくださったことに感謝しないといけないようです。
ひょっとすると、これが最後のライブ演奏鑑賞だったのかもしれません。現時点での病状を考えると、嘆くのではなく少々無理をしてでも実行に移さないと「後悔」することになりそうだと自らを鼓舞しました。
≪関連ブログエントリー(記事)≫
2011年5月4日 ジャズ・クインテット・ライブ(2011年5月)
2011年4月3日 美人ジャズ・シンガー・ライブ(2011年)
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【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
非浸潤性膀胱がん(その3)
病期(ステージ)Ta、T1及びCIS(上皮内がん)
CIS――上皮内がん
CIS――上皮内がんは、比較的希で約10%を構成しており、また、表在性腫瘍(膀胱内表面に侵入しない)と考えられており、通常、付随する高い進行度(グレード)、隣接又は遠隔尿路上皮の浸潤性TCC(移行上皮がん)と関連します(第2のTCC(移行上皮がん))。
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