MELIT:患者のための医療情報リテラシー
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医療者からの声
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・加藤眞三
(消化器内科)
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2005年07月21日 メリット(MELIT)の正式オープンにあたってのご挨拶。

 7月20日に、医療情報リテラシーサイトMELITウェブサイトの正式オープンを迎えた。医療に関する情報を患者と医療者の双方向からやりとりしつつ、相互の理解と信頼をたかめ、新しい医療(医療の維新)を向かえることを目標としている。
 

1.医療は、医学という学問や経営のためにあるのではなく、患者のためにある。
2.患者が医療を受ける中で自律性を保つこと、自立できることを支援する。
3.「いのち」に関わる医療は全ての国民が平等に受けることのできる権利である。

この3つの原則のもとに医療の維新が実現すること、すなわち医師憲章にみられる理想をインターネットによる情報提供の面から実現しようと声をあげたのがMELITである。

それは、現在の日本の現状が、
1.医療の目的が、経済であったり、学問であることから、患者中心の医療にはなっていない場合がある。
2.わが国においては、まだまだ権威主義の医療(いわゆるパターナリズム)が横行し、医療者と患者が対等の関係性は実現していない。
3.市場経済を優先する医療政策が導入されようとしており、医療や福祉の世界においても弱肉強食が当たり前だと宣伝されている。
という認識を前提にしている。そして、それは明治維新に欧米の医学が導入されてきた時に既に形づくられたものである。

今、ようやく日本の医療に大きな改革の波が訪れている。高齢化社会, 急性病・感染症から慢性病・生活習慣病の時代へ,「がん」も慢性病の時代に, 医療情報の氾濫, インターネットやマスコミの影響, インフォームドコンセントやセカンドオピニオンなど新制度の導入, 医療財政の破綻, 市場経済主義へ移行の圧力, 混合診療制度や株式会社の導入, 出来高払いから包括支払いへ、医学教育の改革など、挙げればきりがないほどに変化の波が押し寄せている。明治以来の最も大きい医療の変革期だ。そして、その変革の中で、医療現場にいろいろな問題が噴出している。

 ある意味でこれはチャンスだ。医師憲章にかかげられた理想に医療を向かわせ、進めるさせるために。
ブログ加藤眞三 医療の維新をより良い方向へ(http://katos.at.webry.info/)を通じて知り合うことのできた多くの人に支えられて、このウエブサイトは実現した。

患者の声や医療者の声に参加してくれた人も全て、より良い医療の実現を願う人たちである。その共通の目標のもとに、立場の違う人が自由に意見を交換し、理解を深め合える場となることを念願すると同時に、そのことに賛同し貴重な時間を提供してくださる執筆担当者にお礼を述べたい。

患者の声、医療者の声での対話を横で聞いているだけでも学ばれることも多く出てこよう。そして、通りすがりの人も、横で聞くだけではなく気楽に会話に入ってくれることをお願いしたい。日本の医療の改革もよき国民にリードされてこそ実現するものである。

 慢性病教室のモデルとして、肝臓病教室をすすめている。肝臓病教室実施施設として登録に同意してくれた施設は、北は北海道から南は九州まですでに20をこえる。それぞれの施設は、自分たちが作成し使用している病気解説のスライドをメリットでのプール制へ提供することも表明してくれている。
これが患者教育の新しいシステムとなり、肝臓病教室普及につながることを願う。そして、このような教室が、それぞれの地域における同病者のコミュニティも病院の連携の下に生まれること、それが肝臓病教室から始まり、他の慢性病の教室にまで拡がり発展することを念願する。

最後に、このブログの開設にあたり、裏方に徹して協力をしてくださっているコミュニテイィデザインの石田さん、東京情報工学研究所有限会社の佐藤さん、そして、ひかわさんに感謝の意を表したい。この3人の協力なくしては、夢想のままで実現はありえなかった。

医師憲章にあらわされた灯火を日本全国にひろげたい。

投稿者 katos : 2005年07月21日 17:29
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コメント

拝啓
 MELITのスタッフの皆様、正式オープンおめでとうございます!!
 比較的早い期間に、患者さんが次々とコメントの登場されたり、先生がたの試行錯誤されながらのスタートに皆様の現在の医療の感心の深さを感じるとともに、しんぞう先生の人徳のなせる業と思います。
 
 しんぞう先生がBIGLOBEのブログに登場なさってからのおっかけ主婦(ストーカーではございません^^)としましては、MELITの経緯を大まかにでも存じていますので、「やっぱ、しんぞう先生はすごいわ…」と感慨深いものがあります。

 患者さん側もそして薬剤師・栄養士・臨床検査技師・リハビリ関係・看護師…のような医療従事者側ももっとスタッフが増えるといいなぁっと思っています。

 ますますの御発展を心より願っています。かしこ

 

投稿者 昼行灯さん : 2005年07月22日 09:30

内輪からですが、ほんとうにおめでとうございます
心に染みるご挨拶で、やはり一言...と思ってしまいました
片隅で参加していることを誇りに思っています

投稿者 ニノチカさん : 2005年07月22日 18:18

加藤先生のMelitオープンの挨拶。心に響きます。現実には、生活習慣病の改善に患者さんに最も重要で必要な行動療法、禁煙支援、食事療法、運動療法が医療の場では行われていません。

先日、心臓リハビリテーション学会に参加(発表・座長)して参りました。11年目の学会ですが、学会員が250名から2600名に急増しています。会員の構成が医師中心から、コメデイカル中心になっています。心臓疾患を中心にした運動療法ですが、生活習慣病は医療法42条施設で行われています。詳しくはまた紹介します。

怒ったり、懲罰的対応しか出来ない医療者は運動指導、栄養指導が下手です。高齢者の筋肉トレーニングが介護保険に取り入れられる予定です。楽しく継続できる運動指導が出来る健康運動実践指導者を育成中です。

投稿者 スポーツ内科医さん : 2005年07月22日 21:59

Melitの正式オープンおめでとうございます。

ここでは、実績と経験豊かな医師達が平易な語り口で
一般の患者さんに、逐一語りかけるという内容構成になっています。

本来こうした具体的なやりとりを踏まえて医療者と患者さんは病と向き合うものだということが、つぶさに伝わってきます。このことは、これまでの医療が、何を忘れ、どういった課題を置き去りにし、
今どう問い直さなければいけないのかということもまた、同時進行で知らせているようです。

こうしたこと、眞三さんのお人柄のなせる技ですね。
どの医療者の方々も俊敏かつ思慮深く、緻密で丁寧です。まさに”心熱き職人”のそれです。
賛同される同志の皆さま方の現代医療改変への静かで揺るぎない決意に圧倒されます。

ブログ展開というユニークな試みが、次第に説得力のある場になってきているため訪れた方々はきっと、ゆったりと安堵し和んだ気持ちになることでしょう。
皆さま方の取り組みは、闇夜に戸惑い憂いの淵にある患者さんやそのご家族の心をかざす一条の光です。
ご発展をこころより祈っています。


 

投稿者 水井さん : 2005年07月24日 17:39

皆さんありがとうございます。 これから、新しい医療情報の提供の場を目指して、力を合わせてがんばりましょう。

投稿者 加藤眞三さん : 2005年07月26日 00:38



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