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2005年11月20日 肝疾患患者指導研究会の開催

肝臓病教室を行っている施設やこれから開こうとする施設の医師、看護師、栄養士などが集まり討議し、患者教育と肝臓病教室を研究する会を2003年より毎秋開いている。今回は第3回目の開催となり、肝疾患患者指導研究会との組織をつくり、研究会による開催とした。

今年はCOMLの辻本好子さんを特別講演に迎え、患者として何を医療に望むかを聞かせていただいた。辻本さんは私の尊敬する中川米造先生と活動をともにされたことのある方である。日本で患者が消費者の立場で医療を上手く利用するための活動を続けている。単なる医療の被害者として患者の権利の主張をするのではなく、患者自らが積極的に医療の選択に参加することをすすめている。

私が中川先生に直にお会いする機会をえたのは一度だけであるが、私のうけた影響力の大きさは計り知れない。現在の私の医療哲学の大半は、中川先生の本から読み受け継いだものだ。一時期中川先生の著作をむさぼるように読み、今でも時々中川先生の本を本棚から引っ張り出しては読んでいる。中川先生の本を他人に薦めても、今や絶版となってしまった本が多く、購入してもらえないことは残念だ。せめて「医療のクリニック」くらいは古典として、文庫本にでも入れてもらえないものだろうかと思う。

さて、辻本さんの講演は期待していた以上に医療者に刺激的なものであった。司会をつとめた私は、講演の最後のほうは壇上で聴いていたが「講演の最後になってそんな涙を誘うようなことをいわないでよ。」と思いながら、司会が務まるようにと自分の感情を抑えていた。元々涙もろい私だが、年をとってますます涙腺が緩んできた。そういえば、先週名古屋であったスピリチュアルケアの研究会でも東京大学の島薗教授がスライドで紹介する漫画に涙を誘われていた。島薗教授も漫画のセリフを読む声が上づっているようだった。私はそんな島薗先生を敬愛する。

それはともかくとして、辻本さんの講演では「フンフン成る程」、「いや本当に」と肯かされることが多く、中川先生の下の思想の兄弟として話をうかがっているようであった。その意味では、この研究会に集まるみんなもまた兄弟だ。このような兄弟を増やしていくことが日本の医療の改善につながるだろう。
大阪医療センターや大阪厚生年金病院など、看護師や栄養士が元気に活動している。われわれももっと頑張らなくてはと励まされることの多い研究会であった。

投稿者 katos : 2005年11月20日 15:23
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コメント

名古屋での島薗先生のご講演に関連したものを、TBさせていただきました。

あの時会場が静まりかえり、眞三さんはじめ殆ど方々の涙を誘いました、あの「どんぐりの家」の圭子さんをめぐるご家族の魂の叫びのシーンは、あえて書き込み致しませんでした。

いつか是非、眞三さんや島薗先生のご講演に直に接す
る機会をもってもらい、その時感じていただきたいと思っています。

投稿者 水井パセリさん : 2005年11月24日 15:33

12月17日東京自由大学で私の講演があります。一般の方にもオープンですので、お時間のある方は是非いらしてください。
MELITのニュース・お知らせの欄に掲示しています。

投稿者 加藤眞三さん : 2005年12月10日 00:29



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