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2006年10月30日 患者会の評価とは 第6回ヘルスケア関連団体ワークショップに参加して

二日間のワークショップが無事終了した。8グループに分かれてのワークショップであったが、最後にそれぞれのグループから今後の計画案がだされた。結果的にはどこからも同じような内容が出されていたが、後で少し議論になったのは、患者会を評価できるようにするために、会員数や事務所、顧問医などを書くフォーマットを作り、医療者が患者さんに対して、よい患者会を推薦しやすくわかりやすくしようという提案だった。病院が評価されてきているように、患者会も評価されることが必要だというのだ。

私は、患者会がわかりやすく社会に紹介されることは、よいことであるとは思ったが、「あえて」をつけながら反対意見を述べた。

まず、患者会の活動は、そのような表面的なことで評価されるべきではない。そして、患者会はそもそも自立するための患者の活動であり、医療者の関与は適切な距離が必要であると考えるからだ。医療者から推薦されて患者会に参加する人は、所詮受身の活動しかできないだろう。あるいは、患者会を頼り依存してしまうかもしれない。患者数が患者会の活動の評価にはつながらないし、顧問医だって名前はあってもどのような関わり方をしているかは大きく異なる。

医療機能評価機構による認定も、現時点ではやはり形式的なこと表面的なことが優先されているように思う。昨日昼食時に席を隣り合わせた患者さんとの会話の中で話題に上ったのは、病院評価機構の認定をかなり早い時点で取得し有名なA病院が、その人の属する患者会では評判が悪いという。そのA病院は、研修医の医学教育でも成功したよいモデルとしてしばしば取り上げられ、医学生の研修医への応募も毎年増加しており、いわば勝ち組の病院である。

しかし、このような病院の目が向いている方向は、経営であり患者ではないように思われる。市場原理では、経営に目が向けばそれは患者にも目が向いた医療を目指すようになるのだとの楽観論が展開されるが、私はそうではないと思う。経営に目が向いた病院は、金になる患者にしか目が向かないのだ。そして、そのことを患者さん達は肌身で感じている。その病院がどのような医療を目指すのかの理念をあらわすことが必要ではないだろうか。もっとも理念などの作文は、このような病院にとっては手馴れたものなのかもしれない。

患者会はこれからが隆盛期だとおもう。新しく患者会が生まれて、困っていることがあれば、それを支援することを考えれば良いのであって、患者会が患者会をを評価して選別することなど優先するべきではないであろう。

自分にあった患者会を患者自身で見つける。そして、そのための資料として、このネットワークが整備する。新参の患者会には自分たちの苦労のノウハウを提供する。このネットワークがそのような活動であって欲しいと私は考えた。

投稿者 katos : 2006年10月30日 11:48
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コメント

医師が患者会を紹介・・・って。患者自身で、患者会を選ぶのが自然だと思うが。

シトルリン血症の子供が亡くなったという内容のFAXが親から送られてきました。原因は、使うと危険な薬を処方され使われたようです。(薬名は現在不明です)しかし、それ以前に医師が「シトルリン血症」という病気を知らなかったそうです。ですから、病理解剖をし原因を追求したそうです。

投稿者 Kさん : 2006年11月14日 16:49

これは医療者が安全な無難な患者会を紹介できるようにしようという発想です。そのためには認定基準をつくってなど。
このような発想は本来の患者会の自主的な活動をつぶすことになると思います。

投稿者 加藤眞三さん : 2006年11月14日 20:14

 ご無沙汰しております。
 患者会の話題ですので、遅ればせながらご意見を。
 患者と医療者と理念的にはめざすところが同じかも知れないのですが・・・。
 現実は、利害が相反することが多いようです。
 患者会が、患者の要望を実現するために積極的に活動すれば、医療者側から反発があることも多々あります。
 至極当然のことだと思います。

 患者会の評価は、患者自身が行っても医療者側が行うものでないと思います。

 加藤さんのご活躍に敬意を表します。

 年末、従兄弟が糖尿病の合併症で亡くなりました。
 川越へ発つ前に、患者会の雑務をばたばたとしています。

投稿者 sinさん : 2006年12月26日 02:57

sinさん。 忙しいときにコメントをありがとうございました。従兄弟様のご冥福をお祈りします。

患者会に反感や嫌悪感をもっている医師が多いことも確かです。それは敵対関係の図式で医療者と患者を診ているからです。わたしは、医療者の中にも患者の味方になる人は大勢いることを知っていますし、患者さんも自分で努力をされている方を沢山知り合いになりました。

このような医療者と患者の関係を、敵対関係でなく、パートナーとしての関係を作ることがこのサイトの目標です。

これからもよろしくお願いします。


投稿者 加藤眞三さん : 2006年12月28日 12:08



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詳しくは「ご利用上の注意」をご覧ください。

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