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2008年12月05日 氾濫する医療情報に振り回されないために;医療情報リテラシーのすすめ その3

MELITでの健康食品の注意

2005年7月、私は、患者さんが情報を読む力をつけられることを目的とし、「患者のための医療情報リテラシー:(MELIT http://melit.jp/)」というホームページを立ち上げました。「情報リテラシー」のキーワード検索でたどり着けます。ぜひ一度訪れてください。、そこで、健康食品を使ってみる際に、次のような注意をしてほしいことを唱えています。

1.健康食品を医療者の立場から積極的に勧めることはない。
2.もし、知人などに勧められ使ってみたいのであれば、主治医にもそのことを知らせて欲しい。
3.本当の病気をもっているのであれば、必ず医療の監視の下に使用する。
4.同じ製品が出ているのであれば、信頼のおける会社のものを買うべきである。 
5.新しく出てきた民間薬は、少なくとも半年は様子を見る。
6.インターネット上の販売物はとりわけ注意を要する。


インターネットと単行本から得る医療情報 

 インターネット上の医療情報は、手軽で、無料で、新しい知識が豊富などの点で、患者さんにとって良い情報源であることは間違いありません。特に稀な病気に関する情報はパンフレットや単行本で得ることが難しいのに対して、インターネットでは検索により容易に情報にたどり着くことができます。そして、稀な病気の同病者が地域を越えて意見交換できるなどもインターネットならではの魅力です。

しかし、最大の欠点は、手軽な情報発信手段であるために、情報源全体としての信頼性が低いことです。また、断片的な知識が多く体系的な知識にはなりにくい、大量の情報を見渡すことが難しいなどの短所もあります。

 体系的で正統な知識を得るには、やはり書籍が一番よいでしょう。本は有料ですが、読みやすく作られ、パラパラとめくり必要な情報を概観することができます。良い情報を得るためには、ある程度の出費は必要です。ウイキペディアのようにインターネット上には無料の良いものもありますが、警戒心が必要です。情報が何の目的で提供されているのかを裏読みが必要です。

 一般向けの啓蒙書では飽き足らず、より新しく詳しい情報を欲するなら、私は看護学生向けの教科書をお奨めします。看護学生は人数も多く頻繁に改訂されている、医学生向けの教科書に比べてより日常生活に視点をおいた内容が書かれている、より安価に購買できるなど患者さんにとっても有利な点が多いからです。

 本にもバイブル本のような悪例はありますが、信頼と歴史のある出版社より出された本は信頼性の高い情報源となるでしょう。

投稿者 katos : 2008年12月05日 17:00
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