MELIT:患者のための医療情報リテラシー
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医療者からの声
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・加藤眞三
(消化器内科)

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  2007/01/01 目次  (トップ固定)

MELITの提唱者で、このサイトの代表人です。慶應義塾大学看護医療学部で慢性期と終末期病態学の担当教授として勤務し、内科医師であり、特に消化器内科、肝臓病を専門としています。個人ブログとしてブログ加藤眞三も開いていますのでお訪ねください。
以下の目次より興味あるところからお入りください。

目次

投稿者 katos : 01:01 | コメント (6) | トラックバック (1)
  2010/07/17 脳死臓器移植法の改訂

脳死臓器移植法のA案が可決され1年間が経過し、本日から施行となる。
今回の改訂は、麻生政権の末期にどさくさに紛れて通過した。
今回の改訂には多くの問題が含まれている。あえて改正と言わないのは、そのためだ。

改訂のポイントは二つある。一つは、本人の意思表示がわからなくても(ドナーカードを持っていなくても)、家族の了解さえ得られれば脳死臓器移植の対象になること、もう一つは、15歳未満の子どもにも脳死判定をしようとすることだ。

この法案が施行されるに伴い、日本の国民は家庭内で脳死についてよく話し合うことと、自分の意志を表示すること(脳死ドナーカードをもつこと)が望まれる。

投稿者 katos : 13:23 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2010/03/02 健康情報広場 医療健康情報サイトKOMPASのネット上の公開開始

 昨年1月より慶應大学病院の院内患者図書館の一形態として、健康情報広場が設置された。そこには、図書やパンフレットをおくだけでなく、患者さんへの医療情報をWebコンテンツとして設置しているコンピューター端末より院内イントラネットで情報提供してきた。約1年の院内公開の準備期間をへて、本年3月よりインターネット上に公開することとなった。
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/index.html

 これにより日本中、いや世界のどこからでもインターネットを通して、慶應大学病院からの医療情報が提供できることとなった。 私も運営委員の一人として参加してきた。

 院内での情報提供は、病院を訪れた人の最大公約数にあたるものを目標とすればということで作られたが、インターネットに接続されると、希少な疾患の情報にもアクセスしてくる人が出てくるだろう。いわゆるロングテールの部分を拡充していく必要があろう。

 皆さんからも意見や要望がありましたら、コメントを下さい。

投稿者 katos : 20:13 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2010/02/11 肝臓病患者指導研究会が開かれる

 2月6日土曜日に肝臓病教室を運営する医療関係者の研究会を開催した。

済生会新潟第2病院の石川達先生から、新潟で地域の病診連携を中心とした肝臓病教室の運営が紹介された。
 石川先生を始めとし多くのスタッフが一昨年末に慶應義塾大学病院を見学に訪れられ、大変熱心に見学されていたので、開設に伴う苦労やその後の状況についてお話いただくこととなった。
 多職種が関わるチーム医療の中で、地域の病診連携を推進するための活動を行われていることが紹介され、大変素晴らしい講演だった。

 その後の特別講演には、乳がん患者を対象にグループ療法を行われている東海大学の保坂隆教授よりお話をいただいた。これからの医療に患者同士の対話を利用するグループ療法をどのように生かしていくかを考えさせられる講演であった。

 1,992年に教室を開催してよりもう18年になり、私自身の肝臓病教室が少しマンネリ化してきているなかで、大変刺激をうける研究会となった。

 次回は9月に広尾の日赤病院で行われる予定である。

投稿者 katos : 17:18 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2010/02/04 かきフライにはご用心を

感染性胃腸炎が流行している。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/gastro/index.html

私が先週診た患者さんでも
6人に下痢、腹痛、嘔吐、発熱、倦怠感など
感染性胃腸炎の症状があり、
よく聞いてみると6人中5人はかきを食べていた。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎である。

症状から感染性胃腸炎と考え、患者さんに
「何かあたるようなものを食べていませんか?」
と尋ねても、
「昨日の夜は生ものは食べていないし。」
など心当たりはないと答えることがおおい。

「一昨日の夕食にかきとか食べていませんか?」
と私から追い打ちをかけると
「そういえば、かきは食べたけれどもフライだったから」
と答えた人が3人。後の2人は生ガキであった。

患者本人は症状があっても食中毒とは考えていなかった。
また、食中毒の可能性がないかと尋ねても
せいぜい昨日の夜を思い浮かべるだけのことが多い。

ノロウイルスによる感染症状は、
感染24-48時間後に腸内でウイルスが増殖してからでてくる。

一昨日の食事が見落とされやすく、
一昨日の食事をきくことがポイントだ。

中でもかきフライは特に危険だ。
生かきは無菌とした生食用を食べるが
かきフライは通常加熱調理用がつかわれる。

美味しく食べようと思うと、中身が十分加熱されていない場合が多い。

日本人の食中毒の発生件数のトップがノロウイルスである。
しかも、それは12月から3月にかけておおい。
2枚貝からの感染である。

この時期の大人の下痢では圧倒的にかきが多い。
生食用といえどもノロウイルスがないと保証されているわけではない。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kaki/kaki01.html

かきを食べるときには中ることを覚悟した上で食べた方がよい。
大事なことがある前にはかきを食べないこと。
あるいは加熱を十分にすることが大切だ。

投稿者 katos : 01:03 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2010/02/01 磯野波平さんと同じに

先週末に54歳の誕生日を迎えました。

恐れていたことだったのですが、
これでサザエさんの父親波平さんと同い年です。

この後は追い抜いていくのみです。
何しろあちらは年をとりませんから。

当時は55歳が定年の社会。
54歳となればもう定年退職間際です。

まだ、小学生の子供が二人もいるというのに。

そう、カツオ君とわかめちゃんは
サザエさんの子供のように見えますが、
実は兄弟姉妹ということです。

ちなみサザエさんはといえば24歳。
相当おばさん見えますが。

1年後に定年退職したらどうなるのだろう
この一家はと心配になってしまいます。

今では55歳で引退できれば優雅なことです。

それだけ社会は高齢化し、
早い引退も許されなくなってきたのでしょう。

社会全体が少なくとも10年は高齢化しているような気がします。

私ももう一踏ん張りしなくては
そんなことを週末に考えていました。

投稿者 katos : 13:27 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2010/02/01 NHK日曜フォーラムで [肝臓病教室]の紹介ga

昨日の夕方18時から1時間、NHK教育テレビで
B型肝炎に関する番組が放映された。

たまたま、夕食中でテレビのチャンネルをまわしていると、
虎ノ門病院の熊田先生が出ている番組があったため
そのチャンネルを視ていると、肝臓病教室の話が出てきた。

そういえば昨年末にNHKのスタッフが
慶應義塾大学病院の教室に取材には来たけれども
放映日は教えてくれていなかった。

このHPにはB型肝炎の患者さんも多いので、
知らせてくれていれば告知をしたのに残念でした。

B型肝炎の患者として石川ひとみさんも出演されていました。

石川ひとみさんは慶應義塾大学の肝臓病教室にこられ
その時のインタビューが下記サイトにでています。

http://www.bkanen.net/report_index.html

投稿者 katos : 10:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2010/01/20 コットンキャップ 心のこもった贈り物

きょうの健康 2009年4月号より

心のこもった贈り物

コットンキャップの会で作られ販売される帽子は、
経済活動の産物ではありません。

帽子に値段は付いていても、
それは心のこもった贈り物、作品なのです。

単なる工業製品であれば、対価の金さえはらえば、
それを使わないで捨てようが、粗末に扱おうが、
製造者に文句を言われる筋合いはありません。

しかし、この帽子は
自分と同じような境遇を経験している患者さんやその家族を
何とか支えてあげたい、
そのような思いをこめて作られた作品なのです。

このような活動は、
余り組織化されずに小さな規模で、
製作する人とそれを使う人の間のコミュニケーションがとれてこそ、
継続できるのではないでしょうか。

帽子をつくる人を喜ばせるのは、何よりも使った人の喜びであり、
それを伝える感謝の声でしょうから。

そして、このようなコミュニケーションや活動を通して、
物には心がこめられ、
心も物も大切にされてゆく世の中が
生まれてくるのだと思います。


同じ帽子であっても大量生産されたり、
企業の販売ルートにのっかってしまうと、
それは製品になってしまうでしょう。

投稿者 katos : 15:17 | コメント (1) | トラックバック (0)
  2010/01/18 大学入試における看護学部や福祉系学部の人気が心配

 不況の世の中を反映してか、今年の大学入試では看護学部や医療福祉系の学部で受験生が増えているというニュースが報道された。看護医療学部の教員としては歓迎すべきことのようであるが、実は私は危惧している。

投稿者 katos : 11:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2009/09/17 公開市民講座 「高齢者と食事」

慶應義塾大学看護医療学部
2009年度 第1回 市民公開講座
  

高齢者と食事
―嚥下障害でも楽しく食事をするためにー


加齢にともなう機能低下の一つとして呑み込み動作が難しくなります(嚥下障害)。嚥下障害が起きると、食事をする楽しみがへるだけでなく、肺炎をおこして命取りになる場合もあります。いつまでも楽しく食事をするために、嚥下障害がどのように起き、嚥下障害によってどのようなことが生じるのかを説明し、嚥下障害を予防する方法や嚥下障害時の食事摂取の工夫を紹介します。

【講師】
高山美智代  慶應義塾大学老年内科
高齢者と嚥下障害:嚥下障害はなぜ起こるの?

鈴木和子  慶應義塾大学病院食養管理室
高齢者の栄養と「飲み込み・むせ」を避けるための食事の工夫

川喜田恵美  慶應義塾大学看護医療学部
高齢者が安全に楽しく食事摂取するための日常生活の取り組み
  のみ込みを助ける運動と口腔ケア

【日 時】:平成21年10月17日 土曜日 13時30分~15時45分まで
【場 所】:慶應義塾大学 信濃町キャンパス 孝養舎 201・202 教室
【募集人数】120名

投稿者 katos : 17:38 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2009/06/18 臓器移植法案A案が衆議院で可決される。

かねてから改正が噂されていた臓器移植法案が改訂されることになりそうだ。

A案は脳死を一律に死と認めるというものであり、本人の意志が明らかでない場合には家族の意志でよしとするものだ。また、年齢の制限も撤廃される。脳死臓器移植を推進する立場からは最も望ましいとされた案である。

現行の臓器移植法案が施行されてよりすでに12年が経過しているが、脳死からの臓器移植は進んでいない。米国では脳死肝臓移植が毎年6000例に対して、日本では12年間で60例といいう大きな差がある。

意思表示カードの所持率は10%をきり、記入率に至っては5%以下で低迷している。そのため、脳死であっても臓器移植のためにつかえないからという。

しかし、本人の意思表示がなくても親だけの意思表示でよいとなるならば、救急医療の現場で脳死となった児がいるときに、親が臓器移植を迫られるという構図が医療のなかに出現する。

この法案が参議院でも可決され通過したときには、国民の一人一人が自分の意志を明確に表示しておくことが必要だろう。

投稿者 katos : 16:16 | コメント (0) | トラックバック (0)
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