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厚生労働省は、血液製剤『フィブリノゲン』を投与されてC型肝炎に感染した薬害肝炎問題で、感染者を特定できるリストを持っていながら本人に伝えず、リストを地下の倉庫に放置したままにしていたとされる。
薬害肝炎訴訟の被告企業『田辺三菱』は、418人が投与を受けた医療機関223病院が現在も開院していることを確認。222名の身元がほぼ特定されたという。そのうち50人に感染告知をしたが、既に11人が死亡、19名が住所不明等で、告知できない者が30人いたという。更に5カ所の医療機関は「検査や治療費用の負担の方向性が明確にならないと調査を行うことは難しい」として、告知への協力を拒否したという。この資料の作成は2002年ということであり、その段階で調査していれば、より多くの感染者が早い段階で治療が受けられたはずとする原告団の思いはその通りである。
ところでAIDSの時も厚生労働省は資料を隠しまくっていたが、後で出さざるを得なくなる資料を何故隠すのか、その心理状態については理解に苦しむといわざるを得ない。今回の場合も、調査した段階で直ちに当事者に告知し、対応策を取っておけば、これ程の騒ぎになっていなかったのではないか。隠した時は隠しおおせると思ってのことであろうが、情報というのは隠そうとすればするほど表に出たがるという性質を持っていることを忘れてはならない。
ところで11月20日の新聞報道では、症例リストの418人の患者を特定し、告知する作業をしている田辺三菱製薬(一部旧ミドリ十字)は20日リストのうち既に死亡を確認した患者は、11月16日の時点で、38人になったという報告を厚生労働省にあげたという。9日迄の前回報告では死亡者は11名だった。
死亡者のうち8人について、今回初めて、各医療機関を通じて遺族に投与事実が伝えられた。死因は不明とされているが、C型肝炎感染が原因であれば、告知の遅れが病状の悪化に繋がった可能性は否定できない。
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