MELIT:患者のための医療情報リテラシー
ヘルプ サイトマップ 縮小 拡大
医療者からの声
melit.jp since 2005
・仁野千香
(整形外科)

wwwを検索 melit.jpを検索
ご意見をお聞かせ下さい
MELIT:患者のための医療情報リテラシー
  > ホーム > 医療者からの声 > 仁野千香(整形外科) > 2006年07月 記事一覧

« 2006年06月記事一覧 | トップ | 2006年08月記事一覧 »

  2006/07/31 だから彼はいい医者になる

私の仕事場のメイトです

iain.jpg

キーファーサザランド似のストロベリーブロンドの彼は私と同じ研修医の立場ですが、見事に競争率の高かった整形外科レジストラーのポストを獲得してこの8月から心機一転です

彼と話しているといい気持ちになるのは彼がいつも

・正直で
・自分の仕事が好きである

からだと思います

長所短所いろいろあるものの結局のところ
そんな基本さえしっかりしていれば
人間ってどこか触覚のようなもので
ぴぴぴって感じるものなのかもしれません

投稿者 ninotchka : 07:43 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2006/07/27 私の評価

もっとイギリス研修医生活について書こうと意気込んだものの
あまり更新できないまま終盤に近づいています

研修医の6ヶ月のローテーションの終わりにはRITA assessmentとよばれる評価インタビューがあります
病棟の看護師、オペ室の看護師や麻酔科医、外来看護師、一緒に働いたシニア(Dr)、コンサルタントなどなど各部署に「このSHOをどう評価するか」という質問用紙が(内密に)配られ、その結果を知らされます 要は今後のためにどの点を改善するか、ということと自分の長所storong pointを把握するためのもので、これで給料が上がったり下がったりするわけではなさそうです

さて、私の評価は?
あまり悪い事はやはり言わないようにしているのか、誰も悪い事は言わなかったのか問題なく終了しそうです 日本に帰るのは残念だなーと言われましたが常套句でしょうか?

簡単なまとめの用紙には以下のように記入されていました

わはは。very efficient SHO - とっても効率のよい研修医 ーって書いてありました。
いや〜それはもうそのとおりでしょう。
日本での走り回る日常で鍛えられたフットワークはこっちの研修医には負けません。今でも(言葉の壁のせいで)電話が苦手なのは変わらず、電話するなら走っていく、という感じ。何かを頼まれたら質問返しをする前に、その場に出向いた方が楽。ありとあらゆる知恵を使ってこの効率の悪いイギリスの病院に立ち向かったわけですから!

ぎょぎょっ!!!評価Cをもらってしまったー!!!

と思ったらこれはA>B>Cではないんだそうですがわかりにくいなあ...

投稿者 ninotchka : 07:10 | コメント (4) | トラックバック (0)
  2006/07/10 よくならないといけない気分

Yukoさんのよくならないといけない気分にトラバ。

治療がうまくいったら、手術がうまくいったら
患者さんだけでなく医師側も嬉しいのは人情
逆もしかりでうまくいかない時には
思わずしかめ面になってしまうこともあるかもしれません

「どこまで患者さんに親身になれるか」っていうことについて考えれば
自分の身になって、とか自分の親が同じ患者さんの立場だったらとかっていう主観性
しかめ面をしてしまうのは主観性に傾き過ぎ?
医師にはどうしても客観性が要求されるから
この主観性/客観性のバランスなんでしょうね

同じ治療法で100人治療したら100人全員がよくなるということがないのは分かっていて
そのうち何人にどれだけ効果があるのかきちんと把握するのは医師の仕事
一人一人との会話のなかでその統計を積み重ねていく地道さが
次にじゃあどうするのかって考える材料になる
もちろん本音は100人全員によくなってほしいし
一人でも二人でもよくならないといわれたらがっかりするのだけど。

患者の立場であったら担当医にどれだけよくなったとか全然よくならないとか
どれだけ正確に伝えられるか、
そこに主観的にも客観的にもなりすぎないという姿勢も大事なのかなあと思います
主観的にいうともう、泣きたいくらいみじめだし、よくなりたい気持ち
親切な(?)担当医にも喜んでもらいたい
でもそこに客観的な目を。
10/10であった痛みが9/10になりましたとかそういったこと。
自分患者の立場として、統計の片隅を担っている事、
だから客観的なデーターを示すことが患者としての役割でさえあるのではないかと思います

ちょっとぶつぶつ言ってみました
音声はここをクリック


投稿者 ninotchka : 01:34 | コメント (4) | トラックバック (0)
  2006/07/06 手術前検査

Pre-assessment clinic (PAC)という手術前検査の様子です
PAC

投稿者 ninotchka : 02:26 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2006/07/04 痛みはいつから?

ポッドキャスティングの続きです... 顔付きにしてみました! podcasting.jpg (元同僚が笑ってますよ!)

痛みはいつから?

投稿者 ninotchka : 05:07 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2006/07/01 ポッドキャスティングのテスト

テスト
ちょっと声が小さいかな?

投稿者 ninotchka : 20:52 | コメント (6) | トラックバック (0)
  2006/07/01 イギリスの病院の外来の様子


外来(OPD: out-patients department)の様子はこんな感じです

gpletter.jpg

患者さんのノート(カルテ)には診察前に必ず家庭医(GP)の手紙が入っているので、現病歴Present History、既往歴Past medical history、処方内容drug historyはすべて記録されています 患者さんは特別な理由がない限り、同じ住所であればGPを変える事はないので、漏れる事がないので、これは専門医にとってはとても便利です

opd.jpg

コンサルタントの診察にはレジストラーとSHOがついているのでだいたい半日30人前後の予約の患者さんを3人で診察する(初診も再診もまぜて)ので、日本に比べるとゆったりしている印象です 

ただ、レジストラーや私のような研修医が患者さんを見た場合は必ずコンサルタントに相談をして(必要があればコンサルタントがもう一度診察をして)プランを決定するので、すべての患者さんはコンサルタントの元で治療される原則ははずれません

自分が診察した患者さんの診察が終わると、机の上のテープにディクテーションします

dictation.jpg

録音したテープと患者さんのノート(カルテ)は一緒に秘書さんのところへ送られて全てタイプされ、一枚はノートに、一枚はGPへ送られます 患者さんのカルテはいわば全て「手紙」で成り立っているようなものです

秘書さんにタイプされた手紙は後日、読み直してチェックをしてサインをします。はじめはちゃんと覚えているかどうか心配だったのですが、案外ちゃんと覚えているものですね。

patients notes.jpg

paper-freeのカルテなんてこの国ではまだまだ、まだまだ先の話で、日本ではドクター達がPCに入力するんだって話をしたら「そんな時間がよくあるね〜」とびっくりされます。こちらのこんなゆったりしている外来でも「ドクターにそんな時間の余裕などあるわけがない」という「当たり前」が根強いので、秘書さんがタイプする、というこの習慣はまず変わる事がないのではないかと思います でも、この「秘書さん経由」の記録作りはどう考えても2倍の時間がかかるし、ミスする頻度も高くなるはずです。専門医にかかる待ち時間がこれだけ長いのも分かるような気がして、複雑な気持ちになる外来ですが、全ての患者さんが多かれ少なかれコンサルタントの目を通るというのは、安心できるシステムで、理想をいえばそうあるべきなのかもしれません。

投稿者 ninotchka : 07:33 | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年06月記事一覧 | トップ | 2006年08月記事一覧 »

ホーム サイトマップ 掲載メディア お問合せ ヘルプ ご支援のお願い
ログイン melit.jp 2005 All Rights Reserved ご利用上の注意 このサイトの理念 リンク・著作権 制作協力