
カゼインプロテインの特徴
プロテインは、ホエイやソイなどがよく知られていますが、カゼインというプロテインも
あります。
カゼインプロテインとは、牛乳を主成分とするプロテインです。
生乳の80%ほどを構成しています。
母乳には20~45%ほどしかカゼインが含まれていないので、生乳がいかにカゼインリッチであるかが分かると思います。
ホエイプロテインも牛乳を主成分としていますが、こちらとの違いは吸収の速度です。
ホエイプロテインは水溶性で素早く吸収される特徴があります。
この特徴を活かして、トレーニング前や後に摂取することが勧められています。
一方、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすいため、ゆっくりと吸収される特徴があ
ります。
つまり、長時間にわたってアミノ酸を供給してくれるのです。
この特徴を活かして、就寝前に摂取することをおすすめします。
しかし、すぐにエネルギーやタンパク質を必要とするトレーニング前後には向いていません。
また、消化がゆっくりなので満腹感が持続しやすい特徴もあります。
ダイエットをしていて満腹感を持続させたい方にもおすすめです。
カゼインは乳から得られるプロテインなので、乳製品にアレルギーがある方は摂取を控え
た方がよいでしょう。
カゼインプロテインの効果
タンパク質を摂取すると筋肉の合成が進みますが、しばらくすると筋分解が行われてしま
います。
長時間タンパク質を摂取しないと、筋分解が進んでしまうのです。
筋肉をつけるには、トレーニングをして筋肥大をさせるだけでなく、筋分解を防ぐことも重要です。
せっかくとレニーニングで筋肥大をさせても、筋分解が促進してしまっては、プラスマイナスゼロになったり、場合によっては筋肉が減少することも考えられます。
就寝中は絶食時間が長いため、筋分解が進む可能性があります。
しかし、就寝前にカゼインプロテインを摂取しておけば、長時間にわたってアミノ酸を供給してくれるので、就寝中の筋分解の抑制が期待できます。
カゼインプロテインは体脂肪を減らす働きも期待できます。
カゼインの摂取量を2.5倍に増やすと、就寝中の新陳代謝が活発になるとオランダの研究が報告しています。
体脂肪を減らすには食べすぎを防ぐ必要もあります。
しかし、空腹感がつらくて食べすぎてしまうことが珍しくありません。
カゼインプロテインは満腹感を与えるため、この点でも体脂肪を減らすために効果的です。
おすすめのカゼインプロテイン
それでは、おすすめのカゼインプロテインを紹介します。
アルプロンカゼインプロテイン100
アルプロンのカゼインプロテインは、砂糖・保存料・増粘剤を一切加えていません。
多くのプロテインは、飲みやすくするために砂糖や人工甘味料が加えられています。
美味しくなるメリットはあるのですが、糖分の過剰摂取は血糖値を急激に上昇させて、脂肪合成を促すインスリンの分泌を促します。
人工甘味料はカロリーゼロだから太りにくいだろうというイメージがありますが、人工甘味料の摂取で血糖値が上昇する、太るといったことが報告されています。
カゼインは液体に溶けにくい性質がありますが、アルプロンは特殊な方法で調整をしてい
るので、一般的なカゼインよりも溶けやすくなっています。
バルクスポーツビッグカゼイン
バルクスポーツビッグカゼインは、TSPマークがついています。
TSPマークがついている製品は、第三者機関のテストを通過して、国際オリンピック協会が決めている主な禁止成分を含んでいないことを保証しています。
バルクスポーツビッグカゼインには、ナチュラル・キャラメル・チョコレート味がありま
す。
さまざまな味があるので美味しく飲めることでしょう。
ナチュラルは、乳化剤や人工甘味料などを加えていません。
プロテインでも種類によって摂取するタイミングや効果が違うので、ホエイプロテインなどと上手く使い分けて、カゼインプロテインも試してみてください。
